これが 私の庭づくり…かもしれません。

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にしお設計室の西尾です。

建築の設計の延長上として、庭の設計施工にも関わっています。

 

この秋は、お手伝いを含め 庭のデザインと工事をいくつか受けてやっています。
秋は、お庭の改造をするのに一番の季節です。
まだまだ、プロとして庭に関わってから 駆け出しではありますが、自分の庭のデザイン手法と仕事の進め方が、ちょうど見えてきた現場が、先日 外構と植栽工事を完了しました。
あとはお客さまと共にどんな植物を植えるか決めて入手し、一緒に下草を 植える作業をして、ひと区切りです。

気持ちの良いデッキが欲しい、予算が限られていて なるべく庭にあるタイルや石や植物を使って欲しいこと、それをベースにデザインをしました。
掃きだしの2カ所の窓を結ぶため、1坪の四角いデッキと縁側を作り繋ぎました。
46枚のタイルと平石のほとんどは、前からあったものを使っています。

既存の様子
かたちの乱れたチェリーセージを一部挿し木にして抜きました、ヘデラやタイムやハツユキカヅラも一部を苗トレーに仮植えしてあとはすべて抜きました。
いくつか弱っている木や、棘の多い自然に生えてしまったピラカンサなど抜いて整理をしました。

この古くなった、ラティスも 簡単な施工方法をご提案し、板塀にDIYされる予定です。

まず、9月のはじめに デッキ工事が完了しました。 施工は、相羽建設さん

デッキ下には、防草シートを敷いてもらいました。
周辺のすべての雑草を抜いて、造園工事の準備完了です。

今回は、このような簡単なスケッチをおこしたのみで施工をスタートしました。

デッキの寸法や石の大きさなど 変わってきてしまっているので、そこは 今回造園工事を請け負ってくださった、秋津園芸さんと相談しながら造ってゆきました。

既存のもの以外の材料は、コストのことなど含め良いものがあれば提案してもらいました、花こう岩の石も沓石にしても在庫のもので工夫してくださっています。アプローチの土舗装も山砂で簡単に固まる材料でやってもらっています。

小さいお子さんが、植物や生き物と触れ合えるように、居間から、デッキへそしてお庭へとつながりができました。
植栽の部分と、お子さんの遊び場、園路とメリハリができました。
縁側はタイル部分に小さなテーブルを置けば、長椅子の代わりにもなります。

こちらが、完成後
かっちりとしたタイルの部分の間を飛び石のように遊びの園路で繋げました。

実のなる木がお好きなので、春の花、夏の実、秋の紅葉の楽しめるジューンベリーを植えました。 デッキの上からなら、お子さんでも実を収穫できます。

スイレン鉢は、相羽建設さんのお客さまから不要との情報をいただき貰い受けました。
デッキの脇に置いてメダカを覗いてもらう予定です。
大きなドウダンツツジを足して、鉢で育てていた、温州みかんとブルーベリーを地植えしました。
まだまだ小さくて、デッキからのアイストップの木が育つのに時間がかかりますが、少し背の高い宿根草でカバーできればなと考えています。

沓石と山砂の園路、沓石の脇にスイレン鉢を置きます。

 

下草の植栽でひと区切りですが、それはスタートでしかなくその後、来年の早春、1年後の秋の最低2回、補植やメンテナンスのアドバイスと作業を含めることを条件として、仕事をお引き受けました。
そして、いつでもお気軽に相談していただくよう お伝えしています。
植えた後、お客様が お手入れのしやすい、ローメンテナンスでお庭の管理が続けられるようになってゆかなければ、やはり本当にお庭を楽しんではもらえないと思うからです。

私の住むところから徒歩圏内ということから、そんなことを模索しながら、ちょくちょくお邪魔して経過を見届けたいと思います。
もし、このような思いに共感していただけましたら、お気軽にお庭のこと、もちろんお住まいのことも、ご相談ください。お待ちしております。

 

板塀のDIY、下草の様子をまた今後アップしてゆきます。

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