夏ほんばん…

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西尾です。
いよいよ、暑さのピークがやってきました。
緑のカーテンやすだれなどで、夏を上手に乗り切りましょうね。
今回も以前私のブログでアップした記事を、編集して掲載します。
2009年7月26日 の記事です。
今も 梅雨が明けたころやっている、我家の 夏のしつらえ です。
さすがに最近、暑い夜は 寝室の窓を開けたまんま 寝ます。
去年の夏までは 目の前は雑木林だったのでなんの気兼ねもなく開けっ放しで寝て
いたのですが、お隣が建ってからはなんとなく…
見えやしないとは思うのですが…着替えをするとき寝ているとき落ち着かないんですね。
ましてや夜遅かったり、、、朝早かったり、、、生活のリズムも違います、、、
というわけで…すだれをすることとしました。

ストロー状のものよりシックな「黒竹すだれ」¥980、
すだれ巻上器¥98、枠を傷つけたくなかったので
つっぱり棒¥498…しめて¥1600弱でできました。
↓つっぱり棒とすだれを結束バンドでとめました。これなら不要になった秋簡単に取外しが出来ます。
夜や着替えのときは下まで伸ばします。もともとこのすだれの寸法は88×157㎝
あったのですが74㎝の枠内に収めるため剪定ばさみでカットしました。


こちらはデッキ…。

クレマチス モンタナがすっかりデッキの上を横断しています。

先日デッキに載せたヨシズ…直射日光をさえぎってくれるので ほっ としますね。

『おおきなきがほしい』

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西尾です。
夏休み最初の連休、いかがお過ごしでしたか?
私はというと…ジャングルとなりそうな庭を眺めつつ、板の間でうたた寝などに高じていたりしました。
今回も古い記事からそんな風景を思い出し、転載いたします。
2007年08月13日の記事です。
ぼーっと風に揺れる外の木々を眺めていたら懐かしい本を
おもいだした。

Amazonで検索してみたら、まだ売っていました…
1971年に発売され、それから40年以上たった今でも愛されている絵本です。 懐かしくなって82年に買った時すでに54刷…(現在100刷を超えているようです) ¥780だった本が今は¥1080となりました。
5才~8才向けのこの絵本を、小学校の図書館で何度も読み返したものです。
木の上に家があったらなぁ…
主人公のかおる君と夢を共有していました。

ぶん:さとうさとる/え:むらかみつとむ





絵本を縦にして…ページをめくるごとにかおる君の想像する木の上の家へと どんどん案内され家に入ってゆきます。
佐藤さとるさんの文に村上勉さんのこの絵の構成に引き込まれます。
最近流行のツリーハウスに関する本っていろいろ出ているようですが、今も昔も子供の頃の憧れとして根強いあつい思いが伝わってきます。
作家の佐藤さとるさんは、工業高校の建築科を出ていたとおもいます。(略歴に 「関東学院大学(旧工業専門学校)工学部建築科卒」 とありました。)この具体的な想像の詳細は、その経験が生きているのかもしれません。 なんとなく、親近感。。。(^^

昔なつかし物干し台

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こんにちは、西尾です。
先日プレゼン用の資料作りに追われているとき、知りたいことがあって古い自分のブログの記事を久しぶりに見ていたのですが、始めたばかりのころ(2007年5月~)で、アクセスする方も少ないものの、書いたものは 結構思入れの強いものが多かったなぁと…しみじみ読み直してしまいました。(すぐ、横道にそれてしまいます(^^;)
その中から、転載し編集したものをご紹介します。
(文章も今にも増してひどかった。。。)
2007年6月8日の記事です。
私が、まだ小さい頃住んでいた家は 一軒家ではありましたが四畳半と六畳続きで、一畳くらいの台所と便所はあるものの風呂がない…という家でした。…ですがそれでも、庭と縁側があったのです!
庭には、柱が2本立った物干しがありました。 柱の上部に空き缶の笠木がかぶっている、Y字の棒でさお竹を持ち上げる式のヤツです!
夏は、桃の木があったので、よく庭で行水をしたものです、ふぐのように丸かった妹は、あせもがひどかったからです。
(桃の葉を煎じた湯があせもに効くという…)
そういえば、小学生の頃の友達の家には、2階の屋根からトントンと上がってゆく物干し台がありました。
物干しと言う機能だけでなく、子供にとっては展望台のような、ちょっと特別な場所で…遠くの花火を見物できたりして…(大きなビルとかもなかったんですよね。)子供心に、とってもわくわくする場所で友達がうらやましかった、記憶があります。
記憶は不確かですが、60年代を描く映画やドラマには良く出てくるような気がします。まちなかの庭のない町家には、よく見る物干し台でした。
実はこの記事を書くにあたって、「物干し台」あたりのキーワードで検索し、なかなか見つからなかった中でやっと見つけたのが「ミュージアム・大阪くらしの今昔館」を紹介していた記事に載っていた写真。
展示されている模型ですが、まさに”これ”です!なつかしい~。
今も東京なら、本郷とか、根津、谷中といった町の裏道辺りにはありそうな気がします。最近行っていないけれど、変わったでしょうか?
外国人旅行客に人気という話も聞きますね。

:「大阪くらしの今昔館でお正月・初詣を楽しむ」と言うタイトルで陸奥賢氏が書いたコラムのなかの写真。掲載日:2006年12月27日
実はこの物干し台の思い出が、今の我家のデッキを作るにあたってのイメージに繋がっているのです。

その後私の実家は、うち風呂と子供部屋の増築のため、縁側と庭を失いました。それは、子供の成長とともに致し方なかったことでしょう…
それから、40年ほどの月日を経て再び庭と 憧れの物干しと 縁側が 私の元へ戻ってきました。
子供の頃の憧憬は忘れられぬ物なのか?
私の執着心が強いのか?(^^;

松山で勉強会 大島石を辿る旅

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西尾です。
この週末、市川さん、島田さん、平間さんの次、4番バッターとして(^^;
松山へ勉強会のプレゼンに行ってまいりました。
私は、昨年8月以来 3度めの松山となりました。

みなさん、学生のころから経験されるのでしょうが、私は初めてパワーポイントを使って資料を作りそれに沿って話す…両方とも初体験。そんな私の話を参加者の方々はじっくり聞いてくださいました。
今回計画した「まちづくり」の提案についても少しお話しましたが、地元で受け継がれ、墓石、生垣として使われてきた大島石を利用してストリート沿いをロックガーデンで連続させる提案をしています。
そのことで統一感のある景観をつくることができるのではないかと考えたのですが。
提案はしたものの私自身やはり「実現できるのか」というのはいちばん気がかりなところであり、勉強会以外の時間帯でも結局「大島石を辿る旅」となりました。

伊予市に松井建設さんがやっている民家のリノベを見に行きました。
その集落も「普通に」大島石の石垣が通りを連続していました。

翌日は、しまなみ海道を再び渡り大島へ。
⇐ 昨年8月にも大島にわたり、石の作品、作家の方とお会いし、採掘場まで出かけました。
通りには、無造作に大島石がゴロゴロ。。。
使わない手はないよなぁとおもったのでした。
わたしは、昨年8月以来、すっかり しまなみ海道のとりことなりました。

そして今回は…

大島のいちばん南にある「亀老山展望台」を訪れました。
94年 建築家 隈研吾さんの設計です。
高い壁の隙間を上ると…

A・B2つの展望デッキが、空中を走るブリッジで立体的につながっています。 この写は展望デッキAより展望デッキBを見ています。

やはり、ここにも大島石は使われていました。
展望デッキBの ”「見ること」の謎を解き明かすための3対の装置” というのはすでに機能していませんでした…20年経っていますからね。
お天気もいまひとつで展望もあまり良くなかったこともありちょっと残念でしたが。

現場に積まれていた大島石・・・期待したいと思います。

葉っぱの蓋付き椀

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西尾です。
関東は、5日の日から梅雨入りとなりました。
今年は梅雨明けが遅いと予報されていますが1ヶ月半以上じめじめ、
むしむしが続きます。
上手に気分転換をしながら夏を迎えたいなぁとおもいます。
今年の連休にご近所で知合いの陶芸家Mさん&書道家 Mさんの陶芸展に行ってまいりました。
2年に1回おこなわれるのですが、いつも1品印象に残ったものを入手してきます。
今回 お迎えしたのは、葉っぱがモチーフの「蓋付き椀」…。
やはり2年前の陶芸展のとき連れ帰った 「大皿」 と対のデザインです。

6/7撮影 ごはんものにも使えますが、焚き物もいいですよね。
(実物より青っぽく写っていますね。)
奥に見えるのがその大皿…食卓に今も良く出てきます。

6/7撮影 蓋を開けたところ、2つのデザインは、葉っぱの数が違います。

6/7撮影 というわけで、使ってみました。

5/9撮影 Mさんの畑からいただいた蕗を使って「信田巻き煮」を作りました。

5/9撮影 蓋を取り皿に。。。

5/9撮影 大皿には「うずらのゆで卵と鶏手羽元の酢煮」を。

5/20撮影 この日は「かぶの鶏そぼろ煮」を盛り付けて。。。
お気に入りの器があると、料理のモチベーションもあがります。
食事が暮らしが少し豊かになった気分になります。

手を加えながら住む

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西尾です。
昨日「緑とつながる庭づくり」イベントが行われ、多くの方々に参加していただきました。 楽しい一日となっていただけたでしょうか?
(島田さん、橋垣さん、城丸さん、画像お借りしました。)

その中で、みなさんが大変興味を持たれていたのが7年間の我が家周辺、庭の変貌ぶりでした。
話下手の補足としてイベントで使った画像を改めてここに載せておこうと思います。

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飯能・お散歩マーケット

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西尾です。
ゴールデンウィーク後半の5月4日…
所沢から電車とバスを乗り継いで約1時間。
飯能からバスで40分弱のところにある、黒指・細田の集落で開催された「お散歩マーケット」に行ってきました。

山間の20軒程度しかない集落に、臨時バスが何台も走っており、相当の観光客が訪れていたのではないでしょうか?


参加者はスタンプラリー形式で集落の各家を回り、各家では、手づくりの総菜や品物を用意して我々を迎えてくださいます。




各家の縁側や庭を開放して、参加者は、そこで思い思いにくつろぎ、山村の環境を楽しみます。オープンガーデンともオープンハウスとも違う、オープンライフとでも言う感じでしょうか?この山間での集落の生活や環境をありのままに体験することができ、そんなイベントで とても有意義な時間を過ごせました。

こちらが、配られた地図です。 左上には・・・
『 エコツーリズムとは、地域の自然や歴史、文化、くらしを体験しながら楽しく学び、それらの保全にも役立てよう という 新しい旅のかたちです。 お散歩マーケットは、エコツーリズムの考えに基づいています。 』
・・・と書かれています。

一部をスキャンしたもの。
太い黒い実線の部分が車道で、黒指地区に位置するBの案内受付所から坂を上り、途中から人が1人ずつすれ違えるほどの道になります。主要な通路は舗装されていたのでまだ歩きやすかったですが。
とにかく、歩いていると高さの変化があり目に飛び込むのは、本当に美しい風景。
でも…ということは要するに奥の民家には車が横付けできない・・・たとえば高齢になって足腰が弱れば生活ができなくなり、そうなれば、集落はどんどん寂れてゆくのが安易に想像がつくのですが、ここはそんな事情で引っ越してもその空家に入る人がいる。。。木彫作家とか、織物の作家とか、かやぶきの広い民家を思い思いに手を入れて暮らしています・・・インフラが整っていなければ当然家を建てるのも大変なわけで、蔵や民家を修繕しながら使っています。実際、蔵などもとてもきれいに手直しされていました。
(黒指地区から林道を抜け細田地区に入る、そちらは車道がすぐ近くまで来ているので、救急時なども安心な地区です。)
そんな暮らしが、人々の共感を呼び そとからやってきた人間にとってはいきいきと映る。
「暮らしていて不便なことはたくさんあるけれど、それ以上にここでしか味わえない暮らしの愉しみがある」
集落活性化のよい例だなぁと思った一日でした。

選択的除草のススメ

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西尾です。
ゴールデンウィークに突入しましたが、皆さんどこかへお出かけの予定はありますか?
私は、特に所沢に来てからは、どこも人で一杯なこともあり そのほとんどを庭仕事に費やします。
この時期は、見ているだけで緑が気持ちよく、陽気もいいし、蚊もまだいないので いくら時間があっても足りないくらい作業に没頭します。
さて・・・
「お庭は欲しいけれど雑草が生えるのが・・・」
とか
「雑草が生えないように 砂利を敷くかコンクリートを打ってください。」
というご要望をきくことがあります。
コンクリートは、夏の太陽が当たると蓄熱され、それこそずっとエアコンをつけっぱなしで過ごすことになります。
こんなわたしも「草取り」という黙々とした作業があまり好きではありません。
なんとか草取りという作業をさぼる方法をずっと模索していました。
草というのは、草取りをしたことによって土の中に眠っている限りない「種」に光を当て発芽を促すことになります。
なので「取っても取っても草が生えてくる。」ということになるわけです。
要は、土の中に眠っている「種」に光を遮断して目覚めさせなければよい。
あくまで、見た目の悪い「防草シート」やあまり体に良いとは言えない
「除草剤」という考え方はしないで・・・

たとえば・・・
最初は土が剥き出しだった場所、笹やいろいろな雑草が生えていました。
そこに、野草の「カキドオシ」という草を移植。

一年後・・・
統一された草で覆われいろいろな草が生えにくく、また 小さな雑草はその中に隠れて見た目、汚い印象がなくなりました。
ときどき、大きくなって幅をきかすような雑草を抜く程度になりました。
そうなると・・・ぐーんと庭づくりが楽しくなってきませんか?
野草や雑草を観察すると、とってもかわいいものや、美しい葉っぱの形をしたものがたくさんあります。
そういった草たちを自分の目線でひいきして残し、残した緑で覆い他のやっかいな草を発芽させにくくするのです。
あまり高くならず、地を這ってゆく植物が理想です。それを「グラウンドカバー」といい、言葉通り地面をカバーしてくれる植物です。
また、そういった方法を「選択的除草」といっています。
それは人それぞれの「選択」によって違います。
わたしの選択的除草は、種が風に飛んでゆくものタンポポの仲間やアザミの仲間…外来植物などです。
根の残る多年草は根こそぎ。種で増えるものは種ができる前に・・・
春は可愛いけど夏になるとモンスターのようになる草も春だけ楽しんで種ができる前に抜きます。
例をいくつか・・・

ホトケノザ ピンクのジュータンのように広がります。

ヘビイチゴ、黄緑色の葉っぱも黄色い花も赤い実も美しい植物です。

タツナミソウ…シダも涼しげに風に揺れます。

オオバギボウシ 大きな葉っぱで地面をカバーしてくれます。

コバンソウ
小判のような穂が風に揺れてかわいいです。

ノガリヤス
野草のグラス類は、本当に美しいものが多く秋に趣きある庭を作ってくれます。

まずは、野草や雑草を知ることで、ひいきの草を増やすと良いかなと思います。
わたしの愛読書。
もっと詳しく選択的除草に関して知りたい方は… 
Biotope Garden / ビオトープガーデン
『選択的除草、Ecoひいきな庭造り』 の記事を参照ください。
とってもわかりやすく おもしろくまとめてあります。
5月に暮らしの学校を担当させていただきます。
そのなかで庭づくりについてのこんなお話も庭の植物を例にさせていただこうかと思っています。

まちの通りで、パーティーしようよ!

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西尾です。
今日は、先月の終わりに自分のブログにアップした記事を編集して紹介しようと思います。
IKEA立川 が4月10日OPENしました…みなさん、もう行かれましたか?
わたしはほとぼりが冷めたころ。。。(ずっと先?(^^;)行ってみたいなと思っています。
OPENしてからは、流れなくなってしまいましたがOPEN前、TVでよく流れていたCMがとってもすてきでした!

程よい距離の保たれた住宅街の通りに、各家から持ち寄られた椅子やテーブル…明るいテーブルクロスをかけたらそこは一気にパーティー会場に!お料理を並べ…さぁみんなで乾杯♪   
そして、 さぁ、家が楽しくなるぞ。 と最後に。
そんな映像を見ているだけでわくわくしてきます。
通りにパーティー会場を作ってしまうのだから、まちの住民みんなが参加しないとできませんよね、
こんな演出ができるまち、こんなコミュニティが育めるまち…なんてすてきなんだろうって。
あいらぼのメンバーでつくった「まち」も、こんなまちになってくれたらいいな…と わくわくしてしまいます。

『雑木の庭&家づくり』

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西尾です。 お知らせがあり、投稿します。
「雑木の庭」をテーマとした『 The 雑木ガーデン 雑木の庭&家づくり 』という本に、掲載していただきました。


成美堂出版から、発売中です。 こちら 
付録の花図鑑にも、取材時の草花を載せていただいています。
昨年5月に取材していただき、じっくり丁寧に編集され、多くの事例が掲載されていて、
これからお庭づくりをする方をはじめ、大変参考になる一冊に完成しております。
目次からちらっと様子を・・・
Ⅰ 雑木の中で暮らす
Ⅱ 暮らし方から考える家と庭づくり

建築家の田中敏溥さん、加藤武志さんが設計した家をはじめ、暮らしと家と庭の程よくつながった家々の事例が紹介されています。
Ⅲ 緑の中で憩う カフェとグリーンショップ
Ⅳ さまざまな条件を生かした庭づくり
この項で傾斜の土地を生かした事例として我家を載せていただいています。
Ⅴ 植物好きの家と庭めぐり
よろしかったらお手に取ってみてくだされば幸いです。