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常陸太田の家

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徳田英和設計事務所 徳田です。こんにちは。
今回は、前回の「仙台の家」につづいてN設計室・故永田昌民さんと共同設計した「常陸太田の家」を紹介します。
この家は、基本設計から現場まで永田さんと議論しながらアイデアを出し合って作り上げたものです。1+1=3になるような共同設計の醍醐味を実感した仕事でした。

竣工:2008年8月
設計:N設計室+徳田英和設計事務所
施工:新建工舎設計
写真:岩為
雑誌「住宅建築」2009年8月号に掲載されています。

常陸太田の家は、のんびりとした住宅地の中で、趣味の野菜づくりを楽しみながら暮らすための小さな家です。建物は畑越しに小川の方を眺められるよう東向きに開きました。
玄関脇には土足のまま行き来できる土間を設け、農機具・園芸用具の格納、漬物や味噌の貯蔵などに使われています。

居間・食堂は半階上がった畳敷きのロフトスペースとつながりワンルームのおおらかな空間となりました。

スキップフロアの構成により、空気集熱式床暖房「ソーラーれん」と薪ストーブの暖気が家全体を循環するよう意図しています。

寝室と書斎は半地下で夏涼しく、冬の寒さも和らげています。
徳田英和
hidekazu.tokuda@gmail.com
徳田英和設計事務所
171-0031東京都豊島区目白3-8-6吉村ギャラリー2F
TEL 03-3954-6161 / FAX 03-3565-6079
http://tokuslifegoeson.blogspot.com

ネストハウス

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こんにちは。
しまだ設計室の島田です。
夏へと一歩一歩近づいてますね。
1月に「あいらぼ暮らしの学校」で企画した
ペレットストーブ体感会。
そこに来ていただいたご家族から
家づくりの相談を受けました。
自然に囲まれた森の中での暮らしにあこがれていること、
通勤のことを考えると、
本当の森があるような地域には住めないこと
などいろいろとお話を伺う中で、提案をしました。



その名も「ネストハウス」
限られた敷地の中でも、
「森」を感じられるような家・・・
ということで敷地の南東角にできるだけスペースを確保し、
小さな森をつくる計画です。
2階リビングにはデッキをつけて、
巣から樹木の樹冠を眺めるようなイメージです。
家づくりを考えるとき、
お客さんにとって、われわれ建築家はまだまだ
得体のしれない(?!)存在なのだと思います。
暮らしの学校は参加者の方とわれわれが
気軽に話せる場でもあるので、
建築家との家づくりはどんな感じなのか、
建築家ってどんな人種なのか・・・
きっと身近に感じてもらえると思いますので
今後の暮らしの学校に是非ご参加下さい!!

手を加えながら住む

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西尾です。
昨日「緑とつながる庭づくり」イベントが行われ、多くの方々に参加していただきました。 楽しい一日となっていただけたでしょうか?
(島田さん、橋垣さん、城丸さん、画像お借りしました。)

その中で、みなさんが大変興味を持たれていたのが7年間の我が家周辺、庭の変貌ぶりでした。
話下手の補足としてイベントで使った画像を改めてここに載せておこうと思います。

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今読んでいる本

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こんばんは、ツバキハウス 椿です。
超高齢化が社会問題となり、一人暮らしの高齢者が増え・・・
こうした話が年齢的にも人ごとではなくなってきた今日この頃ですが、新聞の書評を読んで、おもしろそう!と思い、さっそく購入しました。

帯書きにあるように、自分のやりたいことをやりながら飄々と生きている、独り暮らしの方々

の人生が垣間見えます。
まだ読み終わっていないのですが、読んでみたいと思ったきっかけは、書評にでてた福島の映画劇場館主さん。娯楽の中心だった映画劇場と一緒に育ち、お父さんから経営を受けつぐもテレビの普及で閉館。サラリーマンに転身はしたけれど劇場は手放さず、再興する日のために、たったひとりで映画館のメンテナンスをこつこつと続け、40年以上すぎ・・・まわりの人は廃墟だと思っていた建物が、いつでも上映することができる映画館だった・・・
正直、わたしにとって不思議な世界のアーティストの方もいましたが、こんな老人がいっぱいいたら、超高齢化社会もおもしろいかもしれません。
わたしもこんな独居老人をめざすぞー
(独居じゃなくてもいいんですけどね・・・)

仙台の家

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徳田英和設計事務所 徳田です。こんにちは。
独立して間もない頃、仕事のあてのなかった私にN設計室・故永田昌民さんが声を掛けてくださり、事務所を間借りしつつ、共同設計させていただいた時期がありました。
今回紹介するのはそのころの仕事のひとつ、「仙台の家」です。

竣工:2006年12月
設計:永田昌民+OM研究所(徳田英和、臼田真由美)
施工:建築工房 ぷろろーぐ
写真:岩為
雑誌「住宅建築」2010年8月号に掲載されています。

若い夫婦のためのシンプルかつローコストのコンパクトな家です。
設計にあたっては、当時のOM研究所スタッフも含めて、各自プランを持ち寄ってコンペをおこないました。永田さんは南北に長い案、僕は東西に長い案を出したのですが、永田さん曰く「僕の案もだけど、みんな大きすぎるな。予算オーバーしちゃうよ。もう一度考えよう。」ということに…。
しばらくして永田さんが三間半角(6.3m×6.3m)の正方形のプランをつくって、その案が実施まで至りました。
私は実施設計と現場監理を担当させていただきました。

敷地南側が貸し駐車場、車の出入りが多そうだったので、2階にリビングをもってくる逆転プランとなりました。

延べ床面積は24坪ですが、対角線に視線が抜けるようにしていて、とても広く感じます。
中央の白い筒は紙製のソーラー立下りダクト、その下の箱は切替吹出口、2階リビングなのでソーラーの温風を直接吹き出せるようにしています。

ご主人は音楽が趣味で、3000枚のアナログレコードの収納棚とDJブースをリビングの奥まったところに設けました。
昨年の「奥村先生を思い出す会」で住まい手に久しぶりにお会いすることができました。お子様も生まれ、大変快適に、気に入って住まわれているとのことで安心しました。
今振り返ると、私にとってこの家は原点となるような仕事、ベーシックハウスだと思っています。
徳田英和
hidekazu.tokuda@gmail.com
徳田英和設計事務所
171-0031東京都豊島区目白3-8-6吉村ギャラリー2F
TEL 03-3954-6161 / FAX 03-3565-6079
http://tokuslifegoeson.blogspot.com

カヅノキハウス 新しい住人?!

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しまだ設計室の島田です。
最近2階の窓から見える電線に、
小枝をくわえた鳩がとまっている情景を
何度も目にしていました。



そして数日前、カヅノキハウス(私の事務所兼自宅)のモッコウバラのあたりで
ガサガサと物音がするので、もしやと思って見てみると・・・



鳩のつがいが巣をつくっていました!
この写真は2階テラスデッキの
手摺の隙間から撮影したものです。



上の写真の丸印のところです。
緑が育ってほとんど建物が見えなくなってきてますが、
鳩にとっては安心できるのでしょうか。
鳩の留守中にちょっと巣の写真を撮ってみました。



なかなか寝心地良さそうですね!
ここで卵を産んで、
ヒナがかえるのでしょうか。
楽しみになってきました。
しまだ設計室 ホームページ http://kazunoki.com/

飯能・お散歩マーケット

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西尾です。
ゴールデンウィーク後半の5月4日…
所沢から電車とバスを乗り継いで約1時間。
飯能からバスで40分弱のところにある、黒指・細田の集落で開催された「お散歩マーケット」に行ってきました。

山間の20軒程度しかない集落に、臨時バスが何台も走っており、相当の観光客が訪れていたのではないでしょうか?


参加者はスタンプラリー形式で集落の各家を回り、各家では、手づくりの総菜や品物を用意して我々を迎えてくださいます。




各家の縁側や庭を開放して、参加者は、そこで思い思いにくつろぎ、山村の環境を楽しみます。オープンガーデンともオープンハウスとも違う、オープンライフとでも言う感じでしょうか?この山間での集落の生活や環境をありのままに体験することができ、そんなイベントで とても有意義な時間を過ごせました。

こちらが、配られた地図です。 左上には・・・
『 エコツーリズムとは、地域の自然や歴史、文化、くらしを体験しながら楽しく学び、それらの保全にも役立てよう という 新しい旅のかたちです。 お散歩マーケットは、エコツーリズムの考えに基づいています。 』
・・・と書かれています。

一部をスキャンしたもの。
太い黒い実線の部分が車道で、黒指地区に位置するBの案内受付所から坂を上り、途中から人が1人ずつすれ違えるほどの道になります。主要な通路は舗装されていたのでまだ歩きやすかったですが。
とにかく、歩いていると高さの変化があり目に飛び込むのは、本当に美しい風景。
でも…ということは要するに奥の民家には車が横付けできない・・・たとえば高齢になって足腰が弱れば生活ができなくなり、そうなれば、集落はどんどん寂れてゆくのが安易に想像がつくのですが、ここはそんな事情で引っ越してもその空家に入る人がいる。。。木彫作家とか、織物の作家とか、かやぶきの広い民家を思い思いに手を入れて暮らしています・・・インフラが整っていなければ当然家を建てるのも大変なわけで、蔵や民家を修繕しながら使っています。実際、蔵などもとてもきれいに手直しされていました。
(黒指地区から林道を抜け細田地区に入る、そちらは車道がすぐ近くまで来ているので、救急時なども安心な地区です。)
そんな暮らしが、人々の共感を呼び そとからやってきた人間にとってはいきいきと映る。
「暮らしていて不便なことはたくさんあるけれど、それ以上にここでしか味わえない暮らしの愉しみがある」
集落活性化のよい例だなぁと思った一日でした。

河津の家

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徳田英和設計事務所・徳田です。こんにちは。
今回は昨年3月に竣工した「河津の家」を紹介したいと思います。

河津桜で有名な伊豆半島・河津町の、山の中腹を切り開いた崖地に
位置する夫婦2人のための住まいです。
外壁は焼杉板張り、建具はすべて製作物の木製建具です。敷地の傾斜に合わせてスキップフロアの構成としました。

住まい手は釣りが趣味で、仲間が集い楽しむために中2階の食堂にはL字型に座ることのできる食卓をデザインしたり、食堂から連続するインナーデッキテラスにはベンチを設け、七輪で魚を焼いたりBBQを楽しむことができます。

2階居間は造付けソファ、和室の小上がりなど薪ストーブを中心に腰掛けられる居心地のいい場所をいくつか用意しました。
2階からは遠く河津桜や海を臨むことができ、天気のいい日には伊豆諸島の利島も見ることができます。

お風呂は少し贅沢に鋳物ホーローの浴槽、壁天井は桧縁甲板、腰壁は若草石、床は豆砂利洗い出しです。
たくさんの楽しみがある住宅だけに、それを邪魔しないようデザインはなるべく主張しない抑制の効いたものになるよう心掛けました。
徳田英和
hidekazu.tokuda@gmail.com
徳田英和設計事務所
171-0031東京都豊島区目白3-8-6吉村ギャラリー2F
TEL 03-3954-6161 / FAX 03-3565-6079
http://tokuslifegoeson.blogspot.com

松山で勉強会 そして伊丹十三記念館

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みなさんこんにちは。
しまだ設計室 島田です。
あいらぼで計画を提案させていただいた、
愛媛県松山市のプロジェクト「メルティタウン久枝」。
松井建設のスタッフとお客さんたちに
われわれの考えたことをお伝えするため、
勉強会を行っています。
今回はその2回目で、
相羽建設の迎川常務と私が担当しました。
まずは建設が進む現地へ。



市川設計の市川さんが実施設計と現場監理をした
1棟目です!
4月末までモデルハウスとして公開していましたが、
なかなか好評だったようです。
そして10年後には・・・



このようなまち並になればと、
メンバーの西尾さん、平間さん、市川さんと計画しました。
そしていよいよ勉強会。
前半は迎川さんが
「永く住み続けられる住まい」として、
設計の大切さなどについて話をされました。



後半は私が、「居心地の良い家」 をテーマに、
これまで設計してきた家を例に、
居心地の良い家のポイントについて話しました。



勉強会の後のアンケートで
~これまで「家づくり=間取り」と考えていたけど、
「家づくり=庭づくり=まちづくり」と考えを広げることができた。~
などのコメントいただけたのは、良かったです!
そして少し観光も。
松山市由来の著名人、伊丹十三さんの記念館へ立ち寄りました。




設計は中村好文さん。
建物もよいですが、中の展示も中村さんが提案されたようで、
引き込まれる構成になっていました。
それにつけても伊丹十三さん、本当にかっこいいです。



私も伊丹さんの愛読者ですが、
独特の理屈っぽさがおかしいです。
映画は「タンポポ」とか「お葬式」が有名ですが、
私は「静かな生活」が好きです。
是非みなんさんも一度、伊丹ワールドを楽しまれてみてはいかがでしょうか?!

舞台美術について

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市川の投稿です。
少し前にお芝居を見に行ってきました。渋谷の劇場で行われた舞台で脚本が宮藤官九郎さん、演出が河原雅彦さんという最強タッグ。このふたりが関わるお芝居を見るのは初めてで、ある程度覚悟はしていましたが、想像以上にブッとんでいました。特にクドカンはあまちゃんのイメージがあったのでそのギャップに唖然としました。
あらすじは割愛しますが、実話の連続殺人事件をモチーフにしてまして、夏帆さん演じる清楚な少女が実は黒幕で、電気ショックで次々に人を殺し、死体をバラバラにするのです。それを、ギャグをはさみつつ臓物を手に持って全身血だらけでどこかの大学の大根踊りさながらミュージカル風に楽しげに踊るのです。場内は大爆笑。わけわりません。興味のある方は是非DVDを見てください。
前置きは長くなりました。そんなわけで時々お芝居を見に行くのですが、舞台美術を見るのがひとつの楽しみになっています。そのお芝居の舞台の雰囲気づくりは舞台美術で決まるわけで歴史もののお芝居ならその当時に観客がタイムスリップして覗き見しているような錯覚が起きます。

精巧につくられた舞台美術にいつも関心するのですが、私が設計する建物とは当然目的が違っていて、あくまで演出の一部なので、観客が見やすいように床は客席側に勾配があったりします。窓も当然景色見るものでなくて、窓が次の場面では絵の額になったり、暗転したかと思うと拘置所の面会窓になっていたり、舞台という限られたスペースでいろいろな場所を表現するためにいろいろ工夫されています。建築の常識とは全く違った世界を見ることができるのが本当に楽しいです。
建築の設計とは全く目的は違うので応用することはできないと思いますが、もしかしたら何かのヒントになるかもしれないと舐めるように舞台の隅々まで眺めるのでした。