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カヅノキハウス 新しい住人?!

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しまだ設計室の島田です。
最近2階の窓から見える電線に、
小枝をくわえた鳩がとまっている情景を
何度も目にしていました。



そして数日前、カヅノキハウス(私の事務所兼自宅)のモッコウバラのあたりで
ガサガサと物音がするので、もしやと思って見てみると・・・



鳩のつがいが巣をつくっていました!
この写真は2階テラスデッキの
手摺の隙間から撮影したものです。



上の写真の丸印のところです。
緑が育ってほとんど建物が見えなくなってきてますが、
鳩にとっては安心できるのでしょうか。
鳩の留守中にちょっと巣の写真を撮ってみました。



なかなか寝心地良さそうですね!
ここで卵を産んで、
ヒナがかえるのでしょうか。
楽しみになってきました。
しまだ設計室 ホームページ http://kazunoki.com/

飯能・お散歩マーケット

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西尾です。
ゴールデンウィーク後半の5月4日…
所沢から電車とバスを乗り継いで約1時間。
飯能からバスで40分弱のところにある、黒指・細田の集落で開催された「お散歩マーケット」に行ってきました。

山間の20軒程度しかない集落に、臨時バスが何台も走っており、相当の観光客が訪れていたのではないでしょうか?


参加者はスタンプラリー形式で集落の各家を回り、各家では、手づくりの総菜や品物を用意して我々を迎えてくださいます。




各家の縁側や庭を開放して、参加者は、そこで思い思いにくつろぎ、山村の環境を楽しみます。オープンガーデンともオープンハウスとも違う、オープンライフとでも言う感じでしょうか?この山間での集落の生活や環境をありのままに体験することができ、そんなイベントで とても有意義な時間を過ごせました。

こちらが、配られた地図です。 左上には・・・
『 エコツーリズムとは、地域の自然や歴史、文化、くらしを体験しながら楽しく学び、それらの保全にも役立てよう という 新しい旅のかたちです。 お散歩マーケットは、エコツーリズムの考えに基づいています。 』
・・・と書かれています。

一部をスキャンしたもの。
太い黒い実線の部分が車道で、黒指地区に位置するBの案内受付所から坂を上り、途中から人が1人ずつすれ違えるほどの道になります。主要な通路は舗装されていたのでまだ歩きやすかったですが。
とにかく、歩いていると高さの変化があり目に飛び込むのは、本当に美しい風景。
でも…ということは要するに奥の民家には車が横付けできない・・・たとえば高齢になって足腰が弱れば生活ができなくなり、そうなれば、集落はどんどん寂れてゆくのが安易に想像がつくのですが、ここはそんな事情で引っ越してもその空家に入る人がいる。。。木彫作家とか、織物の作家とか、かやぶきの広い民家を思い思いに手を入れて暮らしています・・・インフラが整っていなければ当然家を建てるのも大変なわけで、蔵や民家を修繕しながら使っています。実際、蔵などもとてもきれいに手直しされていました。
(黒指地区から林道を抜け細田地区に入る、そちらは車道がすぐ近くまで来ているので、救急時なども安心な地区です。)
そんな暮らしが、人々の共感を呼び そとからやってきた人間にとってはいきいきと映る。
「暮らしていて不便なことはたくさんあるけれど、それ以上にここでしか味わえない暮らしの愉しみがある」
集落活性化のよい例だなぁと思った一日でした。

河津の家

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徳田英和設計事務所・徳田です。こんにちは。
今回は昨年3月に竣工した「河津の家」を紹介したいと思います。

河津桜で有名な伊豆半島・河津町の、山の中腹を切り開いた崖地に
位置する夫婦2人のための住まいです。
外壁は焼杉板張り、建具はすべて製作物の木製建具です。敷地の傾斜に合わせてスキップフロアの構成としました。

住まい手は釣りが趣味で、仲間が集い楽しむために中2階の食堂にはL字型に座ることのできる食卓をデザインしたり、食堂から連続するインナーデッキテラスにはベンチを設け、七輪で魚を焼いたりBBQを楽しむことができます。

2階居間は造付けソファ、和室の小上がりなど薪ストーブを中心に腰掛けられる居心地のいい場所をいくつか用意しました。
2階からは遠く河津桜や海を臨むことができ、天気のいい日には伊豆諸島の利島も見ることができます。

お風呂は少し贅沢に鋳物ホーローの浴槽、壁天井は桧縁甲板、腰壁は若草石、床は豆砂利洗い出しです。
たくさんの楽しみがある住宅だけに、それを邪魔しないようデザインはなるべく主張しない抑制の効いたものになるよう心掛けました。
徳田英和
hidekazu.tokuda@gmail.com
徳田英和設計事務所
171-0031東京都豊島区目白3-8-6吉村ギャラリー2F
TEL 03-3954-6161 / FAX 03-3565-6079
http://tokuslifegoeson.blogspot.com

松山で勉強会 そして伊丹十三記念館

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みなさんこんにちは。
しまだ設計室 島田です。
あいらぼで計画を提案させていただいた、
愛媛県松山市のプロジェクト「メルティタウン久枝」。
松井建設のスタッフとお客さんたちに
われわれの考えたことをお伝えするため、
勉強会を行っています。
今回はその2回目で、
相羽建設の迎川常務と私が担当しました。
まずは建設が進む現地へ。



市川設計の市川さんが実施設計と現場監理をした
1棟目です!
4月末までモデルハウスとして公開していましたが、
なかなか好評だったようです。
そして10年後には・・・



このようなまち並になればと、
メンバーの西尾さん、平間さん、市川さんと計画しました。
そしていよいよ勉強会。
前半は迎川さんが
「永く住み続けられる住まい」として、
設計の大切さなどについて話をされました。



後半は私が、「居心地の良い家」 をテーマに、
これまで設計してきた家を例に、
居心地の良い家のポイントについて話しました。



勉強会の後のアンケートで
~これまで「家づくり=間取り」と考えていたけど、
「家づくり=庭づくり=まちづくり」と考えを広げることができた。~
などのコメントいただけたのは、良かったです!
そして少し観光も。
松山市由来の著名人、伊丹十三さんの記念館へ立ち寄りました。




設計は中村好文さん。
建物もよいですが、中の展示も中村さんが提案されたようで、
引き込まれる構成になっていました。
それにつけても伊丹十三さん、本当にかっこいいです。



私も伊丹さんの愛読者ですが、
独特の理屈っぽさがおかしいです。
映画は「タンポポ」とか「お葬式」が有名ですが、
私は「静かな生活」が好きです。
是非みなんさんも一度、伊丹ワールドを楽しまれてみてはいかがでしょうか?!

舞台美術について

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市川の投稿です。
少し前にお芝居を見に行ってきました。渋谷の劇場で行われた舞台で脚本が宮藤官九郎さん、演出が河原雅彦さんという最強タッグ。このふたりが関わるお芝居を見るのは初めてで、ある程度覚悟はしていましたが、想像以上にブッとんでいました。特にクドカンはあまちゃんのイメージがあったのでそのギャップに唖然としました。
あらすじは割愛しますが、実話の連続殺人事件をモチーフにしてまして、夏帆さん演じる清楚な少女が実は黒幕で、電気ショックで次々に人を殺し、死体をバラバラにするのです。それを、ギャグをはさみつつ臓物を手に持って全身血だらけでどこかの大学の大根踊りさながらミュージカル風に楽しげに踊るのです。場内は大爆笑。わけわりません。興味のある方は是非DVDを見てください。
前置きは長くなりました。そんなわけで時々お芝居を見に行くのですが、舞台美術を見るのがひとつの楽しみになっています。そのお芝居の舞台の雰囲気づくりは舞台美術で決まるわけで歴史もののお芝居ならその当時に観客がタイムスリップして覗き見しているような錯覚が起きます。

精巧につくられた舞台美術にいつも関心するのですが、私が設計する建物とは当然目的が違っていて、あくまで演出の一部なので、観客が見やすいように床は客席側に勾配があったりします。窓も当然景色見るものでなくて、窓が次の場面では絵の額になったり、暗転したかと思うと拘置所の面会窓になっていたり、舞台という限られたスペースでいろいろな場所を表現するためにいろいろ工夫されています。建築の常識とは全く違った世界を見ることができるのが本当に楽しいです。
建築の設計とは全く目的は違うので応用することはできないと思いますが、もしかしたら何かのヒントになるかもしれないと舐めるように舞台の隅々まで眺めるのでした。

選択的除草のススメ

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西尾です。
ゴールデンウィークに突入しましたが、皆さんどこかへお出かけの予定はありますか?
私は、特に所沢に来てからは、どこも人で一杯なこともあり そのほとんどを庭仕事に費やします。
この時期は、見ているだけで緑が気持ちよく、陽気もいいし、蚊もまだいないので いくら時間があっても足りないくらい作業に没頭します。
さて・・・
「お庭は欲しいけれど雑草が生えるのが・・・」
とか
「雑草が生えないように 砂利を敷くかコンクリートを打ってください。」
というご要望をきくことがあります。
コンクリートは、夏の太陽が当たると蓄熱され、それこそずっとエアコンをつけっぱなしで過ごすことになります。
こんなわたしも「草取り」という黙々とした作業があまり好きではありません。
なんとか草取りという作業をさぼる方法をずっと模索していました。
草というのは、草取りをしたことによって土の中に眠っている限りない「種」に光を当て発芽を促すことになります。
なので「取っても取っても草が生えてくる。」ということになるわけです。
要は、土の中に眠っている「種」に光を遮断して目覚めさせなければよい。
あくまで、見た目の悪い「防草シート」やあまり体に良いとは言えない
「除草剤」という考え方はしないで・・・

たとえば・・・
最初は土が剥き出しだった場所、笹やいろいろな雑草が生えていました。
そこに、野草の「カキドオシ」という草を移植。

一年後・・・
統一された草で覆われいろいろな草が生えにくく、また 小さな雑草はその中に隠れて見た目、汚い印象がなくなりました。
ときどき、大きくなって幅をきかすような雑草を抜く程度になりました。
そうなると・・・ぐーんと庭づくりが楽しくなってきませんか?
野草や雑草を観察すると、とってもかわいいものや、美しい葉っぱの形をしたものがたくさんあります。
そういった草たちを自分の目線でひいきして残し、残した緑で覆い他のやっかいな草を発芽させにくくするのです。
あまり高くならず、地を這ってゆく植物が理想です。それを「グラウンドカバー」といい、言葉通り地面をカバーしてくれる植物です。
また、そういった方法を「選択的除草」といっています。
それは人それぞれの「選択」によって違います。
わたしの選択的除草は、種が風に飛んでゆくものタンポポの仲間やアザミの仲間…外来植物などです。
根の残る多年草は根こそぎ。種で増えるものは種ができる前に・・・
春は可愛いけど夏になるとモンスターのようになる草も春だけ楽しんで種ができる前に抜きます。
例をいくつか・・・

ホトケノザ ピンクのジュータンのように広がります。

ヘビイチゴ、黄緑色の葉っぱも黄色い花も赤い実も美しい植物です。

タツナミソウ…シダも涼しげに風に揺れます。

オオバギボウシ 大きな葉っぱで地面をカバーしてくれます。

コバンソウ
小判のような穂が風に揺れてかわいいです。

ノガリヤス
野草のグラス類は、本当に美しいものが多く秋に趣きある庭を作ってくれます。

まずは、野草や雑草を知ることで、ひいきの草を増やすと良いかなと思います。
わたしの愛読書。
もっと詳しく選択的除草に関して知りたい方は… 
Biotope Garden / ビオトープガーデン
『選択的除草、Ecoひいきな庭造り』 の記事を参照ください。
とってもわかりやすく おもしろくまとめてあります。
5月に暮らしの学校を担当させていただきます。
そのなかで庭づくりについてのこんなお話も庭の植物を例にさせていただこうかと思っています。

ゆるがないもの

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ツバキハウス 椿です。
いつのまにかゴールデンウィークが始まっていました。
わたしは一足早く4月18・19の2日間、「ゆるがないデザインを学ぶ~パッシブデザインを継承する~」というイベントに参加してきました。
城丸さんも前々回のあいらばブログ「八ヶ岳高原音楽堂」
徳田さんもご自身のブログ「ゆるがないデザインを学ぶ ~パッシブデザインを継承する~」
で書いていらっしゃいますので、詳しくはお二人のブログをぜひご覧ください。
6人の建築家の設計された住宅を見学させていただき、最後に八ヶ岳高原音楽堂でパネルディスカッションを行ったのですが、どの建物も自然と調和し、何にも似ていない独自性を感じました。
確かにゆるがないもの・・・がありました。

貧乏性の私は、18日は茅野駅にお昼に集合ということで、午前中に行かれる茅野駅近くのおもしろそうなところはないかな?とさがしたところ、ありました。
山下清の「放浪美術館」
数年前に山下清の「日本ぶらりぶらり」という本を読みました。

自分も昔放浪の旅に出たいな〜などと考えていたことが思い出され、所々にある挿絵を見て、ぜひ本物の山下清の絵が見たいと思っていました。
茅野駅から歩くと30分くらい。川のそばにあり、桜はこれから満開になるところでした。

小品、大作、マジックペン画、ちぎり絵、かなりな展示数で、見応えがありました。建物は、というと・・・・・素朴ですが、もしかすると現代的な美術館で見るより、こういった素朴な空間で見る方が合っているのかもしれません。

美術館の方が山下清や絵について、エピソードなどをお話してくれて、生前「人の真似はしない」と言っていたそうです。

設計事務所に勤めている頃は、どうやって所長の設計を実現するかを考えていましたが、自分で独立して設計事務所をやるということは、人の真似ではない自分の独自性、ゆるがないものを持たなければならない、また施主の建物である以上その独自性がひとりよがりではいけない・・・・
なーんてことを再認識した密度の濃い2日間でありました。

月見台のある家

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徳田英和設計事務所・徳田です。こんにちは。
今回は昨年10月に竣工した「月見台のある家」を紹介したいと思います。

スモモ・ブドウ畑に囲まれたのどかな敷地に佇む素直な切妻屋根の平屋の住宅です。
住まい手はお茶と着物の着付けの先生で、茶道教室のための茶室を備えています。

単純な外形に対して、内部空間は部屋ごとに変化をつけました。
低いフラットな天井の茶室のブロック、おおらかな弧を描いた天井の居間・食堂・台所のブロック、片流れの斜め天井の寝室のブロック。

中廊下にはトップライトを設け、寝室扉上部の欄間障子から風が抜けるよう工夫しました。
徳田英和
hidekazu.tokuda@gmail.com
徳田英和設計事務所
171-0031東京都豊島区目白3-8-6吉村ギャラリー2F
TEL 03-3954-6161 / FAX 03-3565-6079
http://tokuslifegoeson.blogspot.com/

カヅノキハウス 新緑につつまれて・・・。

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しまだ設計室の島田です。
今日は久しぶりに雨ですね。
私の自宅件アトリエ、カヅノキハウスは新緑につつまれてきました。
モッコウバラ、カツラ、エゴノキが生き生きしています。
カヅノキハウスに引っ越してきてから、
家の中にいても、季節を強く感じるようになりました。



最近の家づくりでは、
年間を通して家の中の環境を一定にする方向へ
向かっているように感じます。
もちろん少ないエネルギーで快適に過ごせることは大事です。
断熱や気密はもちろんしっかりと考えなければならない課題です。
ただその性能面だけで家の良しあしを判断してしまうのは
ちょっと寂しいですね。
エネルギー効率を考えると、窓が小さく閉鎖的な方向へ
向かいがちです。
でも窓は家の中と外をつなぐところ。
家の中って日々そんなに変化しませんが、
外の世界は植物が新緑や花がきれいだったり、
風が吹いたり、子どもたちが走り回っていたり・・・
常にいろいろ変化しています。
その変化の気配を、家の中にいても感じられるのは
窓があるからで、窓は性能のことだけでなく、
外の世界をどういう加減で家の中に取り込もうか・・・
という視点で考えるのが良いと思っています。



いろんな気配を感じつつ、今日も図面をかいています・・・。
しまだ設計室 HP 
http://kazunoki.com/

白熱電球は生存可能!

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市川の投稿です。
先日、大学時代の後輩が事務所に訪ねてくれました。建築学科の後輩でありサークルの後輩でもある彼は照明空間のデザイナーをしています。器具のデザインではなく、照明計画が専門で、店舗、オフィス、住宅など用途は問わず計画しているそうです。

久しぶりの再会だったし、後輩が訪ねてくれることもない私は嬉しくなって昼食をおごったりして先輩面してみました。といっても安いラーメンでした、後輩君ごめんなさい。そんな状況で照明業界のことや、計画のノウハウなどなどいろいろな話ができました。

その話のひとつを紹介したいと思います。
照明器具には白熱球、蛍光灯、LEDなどの電球の種類がありますが、昨今の省エネ志向やコスト、取替え頻度などを理由に白熱球は絶滅危惧種になってLEDが主流になりつつあります。

でもやっぱり白熱球の持つ演色性(色の再現性)や目への優しさは捨てがたい魅力であります。同じ色温度に設定されているLEDと白熱球で比べると、照らされたお料理の美味しく見える度合いは全く違いますよね。LEDは蛍光灯のように認識できない速さて点滅しているので目は疲れるそうです。

「やっぱり白熱球はなくなっちゃうのかな?」という私の問いに意外な答えが。「そんなことはありません。うまく使えば劇的に寿命が延びますよ。」

どういうことかといいますと、白熱球の照明器具に調光器を取り付けて常に80パーセントぐらいの出力で使い続けると寿命が十数倍になり数年は切れないそうです。食卓のペンダントに100W球を設定してちょっとだけ絞って使うなど。高い演色性が必要なリビングや食卓だけに限って白熱球を設定すればそんなに電気代もかからない、という説明をすれば住まい手さんには納得してもらえるとの話でした。

なるほど、なんとなくヒカリがみえました。まだまだ白熱球は生存可能かもしれません。今のうち100円ショップの白熱球を買いじめするしかないかな。