しまだ設計室 島田です。
梅雨が明けて夏本番。
みなさん聞き飽きたでしょうが言わせてください。
「暑いですね~!!」
私は設計した家に、
その家を象徴するような名前を付けさせてもらっています。
建主さんとの対話の中で、
「これはこの家の、そしてこの家族のテーマになるかな・・・。」
と感じたことがらを心にとどめておいて、
そのことがらを手掛かりに、「ものがたり」を紡いでいく感じです。
私が最初に設計した住宅は、
自宅兼事務所のカヅノキハウス。
通りに面した1階に事務所をつくりましたが、
その横に、この家のシンボルツリーとしてカツラの木を植えました。
写真の左端が竣工当時のカツラの木。まだ小さいですね。
カツラの葉は、枯れると甘い香りがします。
カツラの語源は香出(カヅ)から来ているそうで、
この家に「カヅノキハウス」という名前を付けました。
枯れてから甘い香りが漂うカツラの木。
そんなカツラの木のように古くなってからも
さらに魅力が漂う家になってほしいとの願いも込めました。
こちらは卓袱台を囲んで、2階での夕食風景。
成長したカツラの木は2階からも眺められ、
なにげなく視界に入ってきます。
このカツラの木、
子どもたちのこころの中にも
思い出として残るといいですが・・・。
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