折り紙建築たねあかし

コメント 2

徳田英和設計事務所・徳田です。こんにちは。

 

3年前の「折り紙建築」の投稿に質問のコメントをいただきましたので、あらためて写真付きで解説したいと思います。

この渡り廊下部分の構造がどうなっているかということですが、縁を切ることなく山折りと谷折りのみで成立しています。

開いて倒すとこんな形状です。

安藤忠雄さんは、この渡り廊下部分のことをコロネード(列柱廊)と呼んでいたと思います。

横から見るとわかりやすいでしょうか。

畳むと、ちょうど封筒に入るサイズになっています。

左と真ん中が試作品で、右が完成品。

作ったのは学生の頃、四半世紀前のことで記憶があいまいですが、完成品に至るまでに10個くらい作ったと思います。

 

ちょうど今、国立新美術館で安藤さんの展示が開催中ですね。まだ私は行けていませんが、近々見に行ってこようと思います。

安藤忠雄展-挑戦- 国立新美術館開館10周年

 

 

徳田英和
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コメント

  1. 2017.10.18 五十嵐暁浩

    私の推測は大ハズレでしたね.丁寧な解説ありがとうございました.

    • 2017.10.19 ai-labo

      こちらこそ、質問してくださってうれしかったです!
      作ったことのある方でないと、細かいところの苦労はわからないですものね!

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