すっかりご無沙汰してしまいましたが、椿です。
ここのところ、植物や樹木の話が続いていましたが、わたしも芍薬のお話です。
3年ほど前に以前勤めていた設計事務所エーアンドエーの仲間と寒川町の芍薬農家(大谷芍薬園)の母屋の改修をやらせていただきました。それ以来、芍薬って本当に素敵だなあと思い、出荷の時期になると、今年も行く行く!とちょっと強引に1、2日のアルバイトに押しかけています。今年は市場への出荷用に長さをそろえて束ねる作業をやりましたが、わたしが束ねるとゆるゆるで、まだまだ修行が足りません。
花屋さんで売られている芍薬の中にはつぼみのままで咲かないこともあるそうですが、大谷さんの芍薬は的確な頃合いで収穫されていて、咲かないということはないそうです。束ねていても丸まるとしたつぼみは咲く気満々(?)のように見えてきます。夕方になるとブーケをつくるつぼみを摘むということで、畑に行きました。畑ですでに咲いている花は出荷されないわけですが、のびのびと咲いていて見事です。
いろいろな品種がありますが、今年覚えたのは「藤娘」という品種。殺風景な我が事務所もこの時期だけは芍薬で華やぎます。花を1本生けるだけでも気分がだいぶ変わるものですね。