鈍角で隣合うテーブル

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今回のテーマは「食卓」ということでダイニングテーブルについて書きたいと思います。

三角テーブルの家と名づけたこの住宅(実際には台形ですが)は、諸条件の関係であまり広くダイニング空間が確保できず、家族全員が座れる大きさの四角のテーブルはうまく置けない状況でした。

そこでテーブルを変形台形で計画することにしました。台形のテーブルは隣の家族とは鈍角で隣合うことになり、真横でも対面でもない緩やかに隣り合うことになります。長い時間座っている場合その距離感のほうがいいかと考えまして設計しました。

また、お母さんがキッチンのシンクに立ちますとちょうど円を描くような配置になり、家族がつながったような位置関係になるのもよかったかなと思っています。

こんなテーブルいかがですか。

今月のお題は「食卓」

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こんにちは。あいらぼブログ係の徳田英和設計事務所 徳田です。

 

あいらぼブログでは、9月にリニューアルしてから、月の前半はテーマに沿ったことを投稿、後半は自由なことを投稿していくことになりました。

 

今月のお題は「食卓」(「食」も可)

 

メンバーのみなさん、よろしくお願いいたします。

 

 

食卓というと、前回の私の投稿でコッコテーブルを紹介したばかりですが、別の家の食卓を紹介します。

 

写真は昨年竣工した茨木の家。こちらの食卓は京都の宇納家具工房のハンコックテーブルです。

 

宇納さんは、19世紀にアメリカで作られていたシェーカー家具の影響を受け、現代でも作り続けている家具作家です。

 

茨木の家の設計に取り掛かるときに、クライアントからおすすめのテーブルと椅子はありますか?と聞かれてこのテーブルを選びました。そして、このテーブルに似合う椅子として、ボーエ・モーエンセンのJ39シェーカーチェアを組み合わせました。

 

アメリカのシェーカーデザインの影響を受けているけれど、テーブルは日本製、椅子はデンマーク製というところが私的には気に入っています。

 

家を建てるときの予算配分で、建物本体の割合が大きくなってしまって、最後に家具や植栽の予算が圧迫されてしまうことがありがちなのですが、私は建物だけよくてもダメだと思っています。建物と家具と植栽のそれぞれがよくて、初めていい家になります。

 

茨木の家では、設計の早い段階でテーブルと椅子を決めて、建物の着工前に購入されました。オーダーメイドの家具は納期が何ヶ月も掛かるものもあるので、工事契約するタイミングで家具を発注するくらいで丁度いいように思います。

 

宇納家具工房

〒601-0542 京都市右京区京北田貫町室次谷10-4

Tel : (075) 854-0231

https://www.unoh.jp/

 

 

 

 

 

徳田英和
hidekazu.tokuda@gmail.com
徳田英和設計事務所
171-0031東京都豊島区目白3-8-6吉村ギャラリー2F
TEL 03-3954-6161
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