西尾です、3回目の投稿となります。
今月最初の週末、「陸前高田フラワーロード花植えツアー」に参加してきました、その様子を報告します。
ちょっと長いですがよかったらお付き合いください。
車の行き来の激しい道路沿いに地元のおばちゃんたちと夏から秋に向けての苗を植えこみました。 農業に携わってきたおばちゃんたちさすが手早く植え込んでゆきます。
私の作業では恥ずかしくって手伝いに来たなんて言えるものではありません。
休憩中の参加メンバーと地元のおばちゃんたち・・・
震災から2年が過ぎて、植物の生長に触れることを通して やっと前へ踏み出し始めているているように感じました。
津波でねじり切れた外灯の跡にも、花が植えられていましたよ。
防潮堤の工事も急ピッチで進められているようでした。
毎日、海の変化を見ながら暮らしているからこそ何かあった時に出来る判断も、防潮堤で海が見えなくなってしまうことが果たして安全と言えるのかどうか。。。
そんな話も聞きました。
山の上まで造成が進んでいます。
この町だけでも相当数のユンボが集まっているんでしょうね。
午後も復興ガーデンを訪れ作業をしたりと、ハードスケジュールでした。
その途中、震災後作られたコミュニティ・カフェ 「りくカフェ」に寄りました。
” 医療と商店がなければ人は離れていく”
そんな思いから、医院保有の高台の土地に医院と歯医者さん、薬局が震災直後に仮設で開業、その敷地の一角に「みんなが気軽に立ち寄れるリビングのような場所」を目指してつくられたコミュニティカフェが「りくカフェ」です。
市民の力で立ち上がった「陸前高田まちのリビングプロジェクト」の一環です。
この「りくカフェ」も仮設店舗で営業をしながら徐々にそれらの施設とともに本設に移行してゆく計画。
設計は東京大学の成瀬助教授、住友林業の協力のもと建てられました。
りくカフェに、関する記事のほんの一部 ↓
東北電力のサイト
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アーカイブ → 「復興に向かうためのデザイン」 → 第3回 陸前高田まちのリビングプロジェクト「りくカフェ」 で検索
内部 訪れた方々の書き込みが。。。
施設やカフェで囲まれた中庭の花壇。
地元の方たちと共に手がけているのは、千葉大学の園芸学部の学生さんたちです。
何度も足を運んでコミュニケーションを築きつつ…出来上がった花壇です。
震災前とは いろいろなものごとが欠けてしまっている そんな現実を受けとめながらも・・・
黙々と植物に向き合って花や緑の変化してゆく様子を力に歩き始めている・・・そんな陸前高田の人々に静かに感動しつつ。。。
あっという間の2日間でした。
詳しい記事を3回に分けて「雑木林の家から-nishio」で綴っています。
2013.07.28. 「陸前高田フラワーロード」
2013.07.29. 「りくカフェ」
2013.07.30. 「復興ガーデン」
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