飯能・お散歩マーケット

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西尾です。
ゴールデンウィーク後半の5月4日…
所沢から電車とバスを乗り継いで約1時間。
飯能からバスで40分弱のところにある、黒指・細田の集落で開催された「お散歩マーケット」に行ってきました。

山間の20軒程度しかない集落に、臨時バスが何台も走っており、相当の観光客が訪れていたのではないでしょうか?


参加者はスタンプラリー形式で集落の各家を回り、各家では、手づくりの総菜や品物を用意して我々を迎えてくださいます。




各家の縁側や庭を開放して、参加者は、そこで思い思いにくつろぎ、山村の環境を楽しみます。オープンガーデンともオープンハウスとも違う、オープンライフとでも言う感じでしょうか?この山間での集落の生活や環境をありのままに体験することができ、そんなイベントで とても有意義な時間を過ごせました。

こちらが、配られた地図です。 左上には・・・
『 エコツーリズムとは、地域の自然や歴史、文化、くらしを体験しながら楽しく学び、それらの保全にも役立てよう という 新しい旅のかたちです。 お散歩マーケットは、エコツーリズムの考えに基づいています。 』
・・・と書かれています。

一部をスキャンしたもの。
太い黒い実線の部分が車道で、黒指地区に位置するBの案内受付所から坂を上り、途中から人が1人ずつすれ違えるほどの道になります。主要な通路は舗装されていたのでまだ歩きやすかったですが。
とにかく、歩いていると高さの変化があり目に飛び込むのは、本当に美しい風景。
でも…ということは要するに奥の民家には車が横付けできない・・・たとえば高齢になって足腰が弱れば生活ができなくなり、そうなれば、集落はどんどん寂れてゆくのが安易に想像がつくのですが、ここはそんな事情で引っ越してもその空家に入る人がいる。。。木彫作家とか、織物の作家とか、かやぶきの広い民家を思い思いに手を入れて暮らしています・・・インフラが整っていなければ当然家を建てるのも大変なわけで、蔵や民家を修繕しながら使っています。実際、蔵などもとてもきれいに手直しされていました。
(黒指地区から林道を抜け細田地区に入る、そちらは車道がすぐ近くまで来ているので、救急時なども安心な地区です。)
そんな暮らしが、人々の共感を呼び そとからやってきた人間にとってはいきいきと映る。
「暮らしていて不便なことはたくさんあるけれど、それ以上にここでしか味わえない暮らしの愉しみがある」
集落活性化のよい例だなぁと思った一日でした。

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