「建築的女子会」準備中。。。

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こんにちは。平間です。
前回の「模型教室」に続き、こちらでもご案内させていただいたあいらぼ企画の第2回、「建築的女子会」を行います。
普段感じている暮らしのこと住まいのことをお茶を飲みながらみんなで話し合おうという会です。
前半はあいらぼメンバー4人の女子(?)がそれぞれのテーマで事例など紹介し、後半は、男性建築家にはあまり話せないないようなことを(笑)皆で話してみようと。。
具体的に新築やリフォームなどの計画がある無しは全く関係なく、
設計を仕事にしている私たちも、日々の暮らしや、こんなことに困っている、などのお話が皆さまから聞けたら嬉しいと思っています。
○事例紹介のテーマ○
西尾春美さん・・・「住まいに緑を引き付けて暮らす心地よさ」
           西尾さんの自邸の紹介を中心にお話します。
           建物も素敵ですが、こちらのお庭は素晴らしく、
           ため息がでます。(SMBCフレンド証券のCMの背景
           にもなっています。)
           緑・お庭のことならなんでも聞いてくださいね。
椿千賀子さん・・・「築50年を超えた家のリフォーム事例」
           12代続く芍薬農家さんの母屋を、強く快適に、
           でも風景は変えずに改修したいとの想いで臨まれた
           仕事のご紹介です。
           街なかの住宅リフォームに通じることもたくさんあり、
           驚きのBefore→Afterも!
橋垣史子さん・・・「自然素材の家づくり」
           快適さという理由だけでなく、化学物質過敏症のお施
           主さんとの出会い、そこから身についていった素材選
           び、自然素材への想い、試みについてなどをお話しま
           す。体に優しいだけでなく、とても美しいお家の数々を
           写真でご紹介します。
平間千恵子・・・「家でお店を」
           以前に設計させていただいた川越のパン工房
           「ポレポレ」さんの事例を中心に、家で少しのスペース
           でもお店を開くことの楽しさ、街とのつながりなどにつ
           いてお話したいと思います。
   

初めての試み、あまり勉強会のように堅苦しくならず、
でも何か得られるものがある会にしたいと思っています。
・・・ですが、楽しくて美味しい会にしたいというのが実は一番かも。
ただいま「おもてなし」セッティング、試行錯誤中です。。。
皆さまのご参加お待ちしています。
今回は「女子会」女性限定です。年齢は無制限です(笑)。
お子様連れの方も是非!
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日時・・・9月28日(土) 13:00~15:00頃まで
場所・・・あいばこ
参加費・・・800円
お申込みはこちらまで 

スタンダードで トラディショナルで 上質なもの

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しまだ設計室 島田です。
前回の中村さんの記事で興味をそそられて、
早速、松浦弥太郎さんの本を買って読みました。
本の中で「スタンダードで トラディショナルで 上質なもの」
という言葉が出てきました。
松浦弥太郎さんが愛するものたちに共通するキーワードのようです。
シンプルで特別目立つわけでもないけど上質なもの・・・
そんなもの達と、とことん付き合って
味わい深い表情になっていくのを楽しむのはいいものですよね。
今回はそんな私のお気に入りを紹介したいと思います。
まずは漆の飯椀です。



輪島市の福田敏雄さんという作家さんが作られたものです。
福田さんは特に「普段使い」の塗りにこだわっているとのことですが、
ちょっと厚みと深みのある塗りの表情がとてもいいです。
いろいろと作家さんはいるのですが福田さんのものがやはり好きです。
妻の友人が勤めていた「スペースたかもり」というギャラリーで
出会って以来毎日愛用しています。
次に革の財布です。



以前に友人が設計した「Wild Swans」という革小物のお店を
見学に行きました。
そこに並べてある財布がとてもいい感じで「欲しい!」
と思いました。
結構高かったのですぐには買えなかったのですが、
半年ほど前に思い切って購入しました。
財布は毎日使うものです。
それもポケットに入れたり、鞄の中に放り込まれたり結構過酷な
環境にさらされます。
使い始めて半年ですが全く型崩れせず、いい味が出てきました。
最後にもう1つ、中華鍋。



これは上質かどうかはわかりませんが、
大学院時代にルームシェアしていた友人から卒業時に
譲り受けたもので18年ぐらい使っていることになります。
いまでも毎日のように使っています。
「スタンダードで トラディショナルで 上質なもの」
家づくりでも自分の設計する建物が、
そうありたいと思います。   
という締めくくり・・・。

家(いえ)と家(ケ)

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市川の投稿です。
この夏、数年前に亡くなった祖父の家が解体されました。特に高級な材料で造ってあるわけではなかったのですがまだまだ住める家でした。結局使う側の都合で築50年ぐらいで寿命を迎えることになります。経済力や生活環境など理由はさまざまですがその家を維持することはできませんした。

ふと思ったのが「家」という単語です。
音読みで「カ」「ケ」でなんとなくソフト的で、英語でfamily。
訓読みでは「いえ」「や」となりハード的なるようで、同House。
familyとhouseを日本では「家」というひとつの漢字で表されることがとても興味深いことかと思います。
その家の長男が跡継ぎになってその家に住み同じことを子供に託す、それが繰り返されて「いえ」と「ケ」が守られるという、ソフトとハードが一体になって継承されていた慣習が、近年崩れてしまって祖父の家のような結果になってしまうようです。
長期優良住宅を造りましょうと言われて、百年二百年住める家を造ってもそれは二代三代住み続けるわけではないとすればそれは何のための「丈夫なハード」なのでしょうか。建物自体に資産価値を持たせ売買することのみが目的であるならば少々さびしい気がします。
少々愚痴っぽい文章になってしまいまして、ごめんなさい。祖父からすれば私は孫ですが、孫と言ってもアラフォー。祖父の家のを守れなかった責任はないとは言えないと自分は、わずかな罪滅ぼしに家具や照明器具などをもらって来ました。大事に使い続けようと思いますが、今の私の住まいは骨董品店の倉庫のようになっています。
そんな夏でした。