11/11(日)あいらぼ建築家の家バス見学会  参加者募集中!!

コメント

こんにちは、徳田英和設計事務所・徳田です。

今度の日曜日に開催される「あいらぼ建築家の家バス見学会」まであと数日となりました。まだお席には余裕がありますので、家づくりをご検討の方の申し込みをお待ちしております。

お申し込み・お問い合わせ  → こちらから(相羽建設)

今日は見学する3軒の家の紹介ページのご案内です。
見学会の予習にお役立てください。

●日野台の家/徳田英和(徳田英和設計事務所

100 Life | AIBA 100 Story
走って、跳んで、登っちゃおう! 「五感を使って楽しく学べる家」 体を動かしながら学べる、アスレチックのような住まい

●ネストハウス/島田貴史(しまだ設計室

100 Life | AIBA 100 Story
小さな森のある緑色の家 大小さまざまな種類の植栽がまわりを彩る住まい

●稲城の家/市川淳(市川設計

ainoha 11月号 vol.83
まちにひらいたギャラリーのある家

「建築家設計の家」バス見楽会
日付 11月11日(日)
時間 12:10-17:00頃
会場 集合場所:相羽ワークス
…東京都東村山市青葉町1-25-14 >案内図
定員:40名(予約制)
参加費:無料
*集合場所には駐車場がございます。

【当日スケジュール】—————
■12:10
相羽ワークス集合
マイクロバスに分乗し3軒の住宅を見学
■17:00頃
相羽ワークス解散
———————————-

*相羽ワークスには駐車場がございます。
*所要時間は当日の交通状況により遅くなることがあります。
*昼食は済ませてからご参加ください。

徳田英和
hidekazu.tokuda@gmail.com
徳田英和設計事務所
171-0031東京都豊島区目白3-8-6吉村ギャラリー2F
TEL 03-3954-6161
読んで楽しい家づくりの なるほどディテール。
(島田貴史・徳田英和共著 オーム社)発売中!!

舞台の空間

コメント

時々お芝居を観に劇場へ足を運びます。幕が上がる前に(実際に幕があったら描けないけど)必ず舞台装置をスケッチすることにしています。

今回は竹中直人さんと生瀬勝久さんの最強コンビが主演ということでチケットを迷わず即買い。このお二人が主演だし、題名が「火星の二人」なのでハチャメチャな喜劇かと思いきや重い人間模様を表現した内容でじっくり観る雰囲気でした。

詳しい内容は割愛しますが、そんな人間模様の表現する舞台装置が一軒屋になっていました。

スキップフロア状にリビング、ダイニング、書斎をメインに、玄関、階段なども含め客席から全てを観ることができる設計。お芝居の流れのなかで役者が巧みに空間を移動しながら物語が進んでいきます。場面転換があまりなく、空間の移動がその役割になっていて物語がとぎれることなく進む印象でした。

場面転換では外壁というかファサードがサッと降りてきて一瞬にして庭空間ができて庭先での会話場面になったりします。その外壁には窓があって、照明の演出によって夕方の庭から窓越しに一家団欒が覗き見しているような雰囲気になったりします。ひとつひとつの場面が舞台装置と照明演出によって一気に観るものをその空間に引き込んでいるよう感覚でした。

物語を演出することを目的にした装置は同じ一軒屋でも当然ながら普段私が設計している設計手法とは全く別の観点から設計されていて、舞台装置のデザインは楽しいだろうななんて味わったことのない経験に想いをはせながら考えながら見てました。

 

台湾のアーケード

コメント

台湾に街並みの大きな特徴としてアーケードがあります。詳しくは分かりませんが建築する際の法律で設置が義務付けられているようで、通りに面したビルには必ず設けられています。

アーケードを形成するために1階部分の一部を独立柱によるピロティにするため、地震国でもある台湾でたびたび発生する大地震によってビルが倒壊する報道を目にします。

でも、実際に訪れてみて多彩で有効な用途に驚きました。アーケードはあくまでその建物の敷地内、つまり私有地なので、シチュエーションによって使われ方が大きく違っていてその場所の個性がでています。

それ以前に、台湾は亜熱帯なので雨期の台風や夏の日差しからも人通りを守ってくれます。不運にも私の旅行滞在期間中、台風直撃でずっと暴風雨だったのですがアーケードの下を雨宿りしながらなんとか旅行を楽しめました。

次回はアーケードの使われ方についてもう少し書きたいと思います。

木製のカップ

コメント

「あたたかい」がテーマということで、最近の小さなあたたかい体験です。

知人から木製のコーヒーカップをいただきました。いただいてからしばらく食器棚に置きっぱなしなっていたのですが、なんとなく使い始めてみました。

それがとてもいい!

木製の食器自体一般的に存在しますし、私もとっても身近なアイテムですが、木製のコーヒーカップは初めての経験でした。口をつけたときの触感が金属製や陶磁器にはないとても暖かくてやさしいのです。普段お味噌汁をいただくときは木製のお椀を使いますが、どちらかというと飲む行為より食べる行為がメインなので気がつきませんでした。コーヒーカップは当然飲む行為のみなので口をつけたときの感覚がとても大切になるということなのでしょう。

さらに、とても軽いので、指先だけで持ち上げるコーヒーカップでも楽に持ち上げられます。

そんなわけで、普段飲まないカプチーノを淹れて撮影。

表札

コメント

先日、竣工した住宅の表札を取付つけました。竣工と言っても竣工から取付までかなりの時間か経過してしまったため住まい手さんには大変迷惑を掛けてしまいました。

表札のデザインはいつもその住宅のためだけのオリジナルとしています。それは長い期間、住まい手さんと話ながら共につくりあげた思入れのある住宅に対し、最後の締めくくりの挨拶のように感じていまして、表札づくりの作業を大切にしています。
それは、描き終わった絵の片隅にサインをするのに似ているのように思いました。

秩序

コメント

お題がアプローチということで本来はパブリックエリアからエントランスまでの動線のことを指していると思います。

今回私は若干こじつけではありますが、設計の「アプローチ」をフリーにしたらどうなるかを自分なりに考察したアートを紹介したいと思います。予算や構造、法規などの要因をフリーに考え、形態だけを主眼に置いて作ったレリーフを作りまして、立体アートの展示会に出品しました。

前述したような要因を考慮して図面化するのが設計ですが、それらをすっ飛ばして本能のままに立体を構築してみました。本能のままと言ってもどこか建築らしさだったり法則性を意識してしまうものなのだと気付き、題を「秩序の考察」と名付けました。

ちなみに68,000円。

目地

コメント

月後半はフリーテーマということで、先日、金沢に行ったときのお話しをします。

いろいろ見学しましたが、谷口吉生さん設計の鈴木大拙館を拝見しての感想です。鈴木大拙さんという宗教学者の記念館で、ライブラリーのほか瞑想するための空間があり、造作のディティールが無く厳粛と緊張が空間を支配した建築です。

中でも驚いたのは目地の計画でして、約600mmを基準にした目地がプランのすべてを支配していて、床タイル、池底のタイル、天井、池の周りのRC塀の目地が完全に揃っていました。600の1.5倍、2倍、3倍のピッチで寸法が決まっているようでした。

そのタイルの目地に合わせて、わざわざ建具の敷居の石にまでV目地を彫っていました。執念すら感じます。

設計初期から目地計画が検討され、かなりの量の施工図を描き、完全にコントロールされた現場監理がなせる業で、結果、この努力が緊張感のある空間を可能にしたのだと思います。

勉強になりました。。。

鈍角で隣合うテーブル

コメント

今回のテーマは「食卓」ということでダイニングテーブルについて書きたいと思います。

三角テーブルの家と名づけたこの住宅(実際には台形ですが)は、諸条件の関係であまり広くダイニング空間が確保できず、家族全員が座れる大きさの四角のテーブルはうまく置けない状況でした。

そこでテーブルを変形台形で計画することにしました。台形のテーブルは隣の家族とは鈍角で隣合うことになり、真横でも対面でもない緩やかに隣り合うことになります。長い時間座っている場合その距離感のほうがいいかと考えまして設計しました。

また、お母さんがキッチンのシンクに立ちますとちょうど円を描くような配置になり、家族がつながったような位置関係になるのもよかったかなと思っています。

こんなテーブルいかがですか。

築地市場

コメント

先日、近くに行く都合がありまして初めて築地市場を散策しました。

土曜日ということもあり場外は歩くのもままならないくらいたくさんの観光客で賑わっていましたが、逆に場内は落ち着いている時間帯でした。メインの扇型の建物の脇にある「魚がし横丁」という一角に足を運びました。
基本的に一般客が利用するエリアでなく買出しの方などプロが利用するエリアで、業務用の調理器具や雑貨、調味料などが売られてています。所狭しと商品や箱が積んであり、昔から店構えが変わっていないような、まるで台湾の夜市にような雰囲気のある路地でした。近くこの市場がなくなってしまうと思うとさびしい気がします。ノスタルジックな気持ちになったので、あえてお寿司でなく昔ながらの醤油ラーメンをいただいて市場をあとにしました。

​​​​​​北斎のクロッキー

コメント

​本ブログの今月前半のお題は「趣味」。

趣味の王道ではありますが絵画鑑賞をときどき楽しんでまして、先日のすみだ北斎美術館にお邪魔したときの話です。常設展示に「北斎漫画」が展示されてまして初めて実物を拝見しました。

北斎漫画とは人、動物、植物、文化風俗、風景など様々な世の中の要素を描いた北斎のスケッチ集でして、その中に西洋絵画で言うところのクロッキーがありました。私がクロッキーをする理由は骨格や筋肉を意識してモノの本質を捉える練習でして、デッサン力をつけるという言い方をしたりします。

北斎の人物スケッチ(下の写真)を見ると骨格、筋肉の描写が正確なので高いレベルのデッサン力があることが分かります。

ところが、別のクロッキー(下の写真)では具体的なモチーフを一旦単純な図形に置き換えてグラフィカルな2次元に解釈することを説明しているように見えます。このようなアプローチのクロッキーは見たことがなかったので驚きました。

北斎が西洋絵画的なデッサン力を習得しているにも関わらず、なぜ敢えて本質を無視した平面的な捉え方をする手法をとるのでしょうか。その理由は分かりません。

明治以前、西洋絵画が入ってくる前の日本の絵画は建物の遠近やパースが整合していない平面的なのが特徴と言われます。つまりデッサン力が低い絵という意味です。

今回、北斎のクロッキーを見ての推測ですが、当時の絵師達は実は西洋的なデッサン力がなかったのではなく、敢えて本質を消して平面的な表現をしてしたのではないかと。浮世絵でみられる独特な平面構成的表現を選んだ理由は何なのか。

これはロマンですね。今後調べたいと思います。常設展の最後に超リアルな蝋人形が突然現れますのご注意。以上趣味の話でした。