テーブルにも座卓にも

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こんにちは。
いろは設計室の橋垣史子です。

今回のテーマ「食卓」。

私がこれまでに設計した家では、床はフローリング(木の板)で、そこにテーブルと椅子を置くということが多いのですが、友人や親戚など大人数が集まる時には椅子が足りなくなるので座卓だったらいいな、というご要望もあります。

上の写真の家のテーブルは、普段はこのように椅子にあわせて使っているのですが、脚の部分がT字型になっていて、向きを変えると高さが低くなるので、みんなで床に座って座卓を囲んで食事をすることができます。

テーブルとは別に座卓を用意しておくのは場所をとってしまうので、1つで両方を兼ねるこんなテーブルもいいですね。
この時には大阪の家具屋さん「ZOO」の永田さんにつくっていただきました。
 

そして。
ちょこっとだけなのですが、現在発売中の雑誌「クロワッサン」に掲載していただき、この家のプランや写真も小さくですが紹介していただいています。こんな感じです。
よろしければ、書店に行かれた際にはぜひお手にとってご覧いただけるとうれしいです。

いろは設計室

ムクの板

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こんにちは。いろは設計室の橋垣史子です。

先日、会津の材木屋さん「オグラ」さんへムクの板を見に行ってきました。
数年前に丸太で購入して、丸太を板状に製材してから天然乾燥させていたものがあり、現在工事中の家で使うために、具体的な打ち合わせと確認をしに行きました。

ムクの木とひとことで言ってもいろいろな樹種がありますが、ここで取り扱っているのは主に家具などに使われることの多い広葉樹が中心です。

私が買っていたのはクリ、オニグルミ、カツラでした。上の写真はクリで、写真ではわかりにくいのですが幅が大きいもので50センチ以上、長さが3メートル以上ありますので結構大きな方だと思います。これでテーブルもつくるのですが、2枚ハギで天板がつくれるので迫力のあるテーブルになりそうです。

写真で黒っぽく跡がついているのは、天然乾燥させている際についた桟の跡ですが、表面の部分だけなので板の反りやねじれを調整して仕上げる段階では消えてきれいになります。

 

こんな風に丸太の状態で購入しますので、板状にした時の木目や節の状況はわからないのですが、オグラさんの担当の渡部さんが選び方や製材の仕方をアドバイスしてくださるので、いつも節の少ないきれいな板に出会うことができています。上の写真の木はオニグルミです。これも大きい方は直径50センチ以上ありました。

 

これはいちばん最初の写真のクリの板を、数年前に製材したときの様子。こうやって板にする方向を決めて、厚さを決めて製材していきます。

幅の広い板の場合、すでに板になっているものを購入しようとすると結構高いことと、そしてかなり厚みのある板である場合が多く、自分の好みとしてはちょっと厚すぎる場合が多いので、それを加工して薄くすることはできるのですが、その分木がムダになってしまい高いものになってしまいます。

 

これはオニグルミ。節のないきれいな板でした!
こうやって丸太から自分で製材する場合、乾燥して板に仕上がった際にどのくらいの厚みにしたいのかにあわせて製材の際の厚さを決めることができるので、ムダなく板をとることができます。

そういったいい面もありますが、外からはわからなくても、内側に節があったり、腐れがあったりする場合もあるので結構賭けですね。(私はこれまでのところ、すべていい木ばかりです。)

 

製材して板状になった板は、そのままではまだ使えないので、上の写真のように間に桟を入れて数年天然乾燥させて、最後に人工乾燥機で仕上げの乾燥をして表面を仕上げます。こうやって長い時間と手間がかかって1枚の板ができています。
(最初の写真で黒く跡がついていたのは、この桟の跡です。消えます。)

現在工事中のマンションリノベーション「初台の家」では、これらのムク板をテーブル、カウンター、机、洗面台、ローボードなどたくさんのところに使います。
だんだんと家具の製作も始まってきていて、出来上がりが楽しみです。

 

いろは設計室

手づくり

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いろは設計室・橋垣史子です。

今回のテーマは「趣味」。
趣味といえるかどうかわかりませんが、いろいろなものを手作りするのが好きです。
こんなのがあったらいいなというもののデザインやサイズを考えて、材料を選んで少しずつ手でつくっていく過程がとても楽しいです。つくっている時は無心になってもくもくと手を動かす。

上の写真はアクセサリー。
下は手縫いでつくった革の鞄や小物です。

どちらも比較的近所の浅草橋に、材料の問屋さんや細かいパーツのお店などがたくさんあることから興味を持って始めました。

ものすごく安いものから高いものまで本当にいろいろありますし、マニアックなものもいっぱいで、建築でもあれこれパーツにこだわりたくなる私はこういうお店を見ているだけでもワクワクしてきます。

私の普段の仕事は建物の設計をすることですが、自分でできるのは設計をするという考えるところまでで、実際のカタチにするところは大工さんをはじめとする職人さんたちがつくってくださっているので、こうやって考えるところからモノが完成するところまでを、すべて自分でできるというのはなかなか楽しいものです。

 

それからもうひとつ最近はまっているものは、ランニング。
1年ほど前、あまりにも運動不足の毎日だったので、これはまずいと思い走り始めました。最近は始める前よりもだいぶ体力がついてきて、身体もかわってきたように思います。早起きにもなりました!

来月は始めてのフルマラソンの大会の予定。
あっ、島田さんと一緒の大会だ!

いろは設計室

リノベーション

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いろは設計室・橋垣史子です。

今年の初め頃から計画を進めていましたマンションリノベーションの「初台の家」、いよいよ工事がはじまりました。

築約34年のマンションの内部の床、壁、天井、設備機器、配管などを可能なところはすべて撤去して、そこに新しい空間をつくっていきます。

マンションの改修というと、壁紙や床などの内装を変更したり、キッチンや浴室などの設備機器の交換を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、築年数が経ったマンションの場合は断熱や気密が不十分なことが多いので、そういった性能面を向上させる工事も含めて全体の改修を行っていきます。

マンションではありますが、床板にはムクの杉床、壁には左官材、和紙壁紙などを使い、家具や扉もムク材で製作する自然素材の家に生まれかわります。

いろは設計室

軽井沢へ

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いろは設計室の橋垣史子です。

暑かった夏も終わり、だんだんと過ごしやすい季節になってきましたね。

そんな中、先日軽井沢へ行ってきました。
避暑地なので本当はもっと暑い時期に行くとその過ごしやすさを実感できていいのでしょうが、訪れた日は少し雨が降っている時間もあるような肌寒い日でした。

某建築家の設計した別荘見せていただけることになり、それを含めた建物をあれこれと訪ねてきました。

別荘のうち1軒は以前にも一度訪れたことがあったのですが、今回はその時よりもゆっくりと時間を過ごすことができ、いろんな場所に座ったり、キッチンを使ったりできたので、以前よりも更に心地よさや建物に込められた工夫やおもしろさを感じることができました。

同じ建物でも訪れた時間や過ごし方によって、全く違う印象になります。

これから家を建てることを考えていらっしゃる方も、例えば見学会やモデルハウスに行った際には、椅子や畳に座ったりして少しゆっくり時間を過ごしてみると、その家の広さや高さ、間取り、窓、家具などに込められた作り手の想いをより感じることができていいのではないかと思います。

 

昼食は「エロイーズカフェ」という、建築家・吉村順三さん設計の建物を改修したお店に行きました。
(お店のHPは こちら )

大きくはね出した軒の下を通って入り口に辿り着くのですが、そこからすでにいい感じでワクワクしました。
食事もとってもおいしかったです!

 

いろは設計室
橋垣史子

 

マンションリノベーション

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こんにちは。いろは設計室・橋垣史子です。
今年もよろしくお願い致します。(だいぶ今更ですが・・・)
先日、昨年マンションリノベーションした「荻窪の家」の撮影に伺ってきました。
完成が6月だったので、今回初めて冬の寒い季節に伺ったのですが、断熱を強化したことと既存の窓の内側にもう1枚窓を追加した効果がとても大きく、エアコンで少しあたためただけで十分にあたたかく、床暖房を使わなくても大丈夫な状況でした。
とはいえ床暖房を試してみたかったので、スイッチを入れていただき体感してきました。
やはり足元からじんわりとあたたさが伝わってくるのは本当に快適ですね。
「荻窪の家」はマンションリノベーションなのですが、ムクの床板(杉材)を張っています。
(2重床という方法で工事をすることで、下の階への音の問題はクリアしています。)
あまり乾燥していない床板の場合、冬の乾燥した時期には板と板の間に隙間があいてしまうこともあるのですが、今回拝見したところ全く問題なし。
もう10年以上前から使わせていただいている床板ですが、見た目もきれいで足触りもよく、乾燥もとてもよく、値段もお手頃という本当にいい材料であることをあらためて実感したのでした。
この日の撮影は動画だったのですが、ネコのしまちゃんがいいタイミングでいい動きをしてくれました。今回も大活躍。ありがとう!

「荻窪の家」(2015年完成・マンションリノベーション)
 設計・監理:いろは設計室
 施工:相羽建設
マンションリノベーション専門サイトはこちら
※お知らせ
今週末1月24日(日)に「素敵なキッチン おいしい暮らし」と題してイベントを行います。
詳しくはこちら
午後の会はまだ若干空きがあるようです。お待ちしております!

マンションリフォーム完成見学会

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こんにちは。
いろは設計室・橋垣史子です。
東京都杉並区で工事を進めているマンションリフォームの現場がまもなく完成します。
(現在は上の写真の通り、工事真っ最中です・・・)
仕上げ材にムク板やしっくいなどの自然素材をふんだんに使って
築19年のマンションの一室を改修しました。
間取りの変更、設備機器や配管の交換、断熱材の追加、内窓の設置、
家具の製作などを行い、全面改修することで新しい空間へと生まれかわりました。
クライアントのご厚意により、完成見学会を開催させていただくことになりましたので
ぜひお越しくださいませ。
日時:6月7日(日)12:00から17:00
 
場所:東京都杉並区
交通:JR・東京メトロ 荻窪駅から徒歩8分程度
    (ご連絡いただいた方にお伝えします。)
    
設計・監理:いろは設計室
施工:相羽建設株式会社
見学をご希望の方は、メールか電話、またはFAXにてご連絡ください。
ご連絡いただきました方には、詳細なご案内をお送りいたします。
お名前、住所、電話番号を明記の上、ご連絡ください。
お問い合わせ先
いろは設計室(橋垣史子)
TEL:03-6661-9093
FAX:03-6661-9094
mail:info@iroha-design.com
HPはこちら

完成見学会のご案内

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いろは設計室・橋垣史子です。
千葉県松戸市で工事を進めている住宅がもうすぐ完成します。
薪ストーブのあるLDKを中心に、吹き抜けを通して2階の書斎、寝室へとつながる
木造2階建の住宅です。
建主さまのご厚意により、完成見学会を開催させていただくことになりました。
お時間がありましたらぜひお越しくださいませ。お待ちしております。
日時:11月29日(土)13:00から16:00
    11月30日(日)10:00から16:00
場所:千葉県松戸市
交通:JR・都営新宿線「本八幡駅」からバス
    または
    JR・北総線「東松戸駅」からバス
    (詳しくはお申し込みいただいた方にお伝えします)
設計監理:いろは設計室
施工:株式会社中野工務店
見学をご希望の方は、メールか電話、またはFAXにてご連絡ください。
ご連絡いただきました方には追ってこちらから詳細なご案内をお送りいたします。
建物は個人の住宅となりますので、参加をご希望の方は、
お名前、住所、電話番号を明記の上、ご連絡ください。
お問い合わせ先
いろは設計室(橋垣史子)
TEL:03-6661-9093
FAX:03-6661-9094
mail:info@iroha-design.com
HPはこちら

写真は本日の現場の様子。
まだまだ工事中です・・・。

メンテナンス

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いろは設計室の橋垣史子です。
2月ですがここのところ東京では暖かい日が続いています。
昼間は窓をあけてあれこれ作業していても気持ちのいい天気だったので、しばらくさぼっていたテーブルのメンテナンスをしました。
といっても簡単なことで、きれいにしてオイルを塗っただけですが・・・。
それでも乾いた感じになっていた木目がいきいきして、とってもきれいになりました。
そして。
やらなきゃと思いながらずっとそのままにしていた箸のメンテナンス。
これは自分ではできないので、以前買ったお店に持って行き、削っていただきました。

買ったのはもう10年以上前のことで、大好きな放送作家の方がこの箸について語っている対談を読んでとても欲しくなり、使い始めました。
箸にしては結構いい値段のものなのですが、店先で試しに使ってみたときの使いやすさがあまりにもすばらしかったので思い切って買ったのでした。私の使っている箸は紫檀という木でできています。
気に入ってずっと使っていましたが、だんだん先が丸くなってきて使いにくくなり、ここ最近は使わなくなってきてしまっていました。
また使いたいので、削ってメンテナンスしていただきました。
(お店に持っていくか、送るかするとすぐに対応していただけます。)
明日からまた大切にずっとずっと使っていこうと思います。
テーブルも箸も、そして家も、木は傷んだり古くなってきたところをメンテナンスをすれば、ずっと大切に使っていけるのがいいところだと思います。

1年点検

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いろは設計室・橋垣史子です。
先日、昨年お引渡しをした家の1年点検に伺ってきました。
自然素材でつくった家では特に木材の乾燥や割れや左官壁の割れなどが出ることもありますが、今回の家では特に大きな問題のあるところはなく、むしろ経年変化でずっといい雰囲気になっていました。
完成してから1年後、どうなっているか気になることのひとつが、ムクの床板の乾燥についてです。
床暖房を入れているので、その熱の影響を受けて乾燥しすぎ、板と板の隙間が大きくあいてしまっていないかどうかが少々心配。
今回の家では杉の床板を張ったのですが、全く問題なくホッとしました。
(材料の選び方だけではなく、張る時の加減や工夫が大きく関係していると思います。)
久しぶりに建主さんにお会いしてお話したり、ぐんぐん成長してるお子さんの様子を拝見したり、とっても楽しい時間でした。