OMソーラー建築デザイン賞2014

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徳田英和設計事務所・徳田です。こんにちは。

以前こちらのブログで紹介した「河津の家」が、『OMソーラー建築デザイン賞2014』で審査員特別賞である「伊礼智賞」を受賞しました。

河津の家:あいらば 2014-05-04
大賞(1組)、優秀賞(3組)に次ぐ、審査員特別賞(3組)のひとつなので、あまり自慢できるような結果でもないのですが、私にとってははじめての受賞でもあり、ともかくよかったと思います。
これもひとえに建て主様や施工を担当してくださった鳥沢工務店のみなさま、家づくりにかかわった全員のおかげです。ありがとうございました。

審査は浜松アクトシティにて一次審査通過者による公開プレゼンを行い、審査員による公開審査で決まりました。
審査員は、木造ドミノでおなじみの野沢正光さん、i-Worksでおなじみの伊礼智さん、東京大学でエコハウスや温熱環境の研究をされている前 真之准教授の3名です。
評価されたというよりは、期待値を込めていただいた賞ですので、今後よりいっそう頑張っていきたいと思います。
審査の翌日は地球のたまご10周年記念イベントに参加してきました。
たくさん写真も撮ってきましたので、それについては次回ご紹介したいと思います。
徳田英和
hidekazu.tokuda@gmail.com
徳田英和設計事務所
171-0031東京都豊島区目白3-8-6吉村ギャラリー2F
TEL 03-3954-6161 / FAX 03-3565-6079
http://tokuslifegoeson.blogspot.com

ものがたりのある家① カヅノキハウス

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しまだ設計室 島田です。
梅雨が明けて夏本番。
みなさん聞き飽きたでしょうが言わせてください。
「暑いですね~!!」
私は設計した家に、
その家を象徴するような名前を付けさせてもらっています。
建主さんとの対話の中で、
「これはこの家の、そしてこの家族のテーマになるかな・・・。」
と感じたことがらを心にとどめておいて、
そのことがらを手掛かりに、「ものがたり」を紡いでいく感じです。
私が最初に設計した住宅は、
自宅兼事務所のカヅノキハウス。
通りに面した1階に事務所をつくりましたが、
その横に、この家のシンボルツリーとしてカツラの木を植えました。



写真の左端が竣工当時のカツラの木。まだ小さいですね。
カツラの葉は、枯れると甘い香りがします。
カツラの語源は香出(カヅ)から来ているそうで、
この家に「カヅノキハウス」という名前を付けました。



枯れてから甘い香りが漂うカツラの木。
そんなカツラの木のように古くなってからも
さらに魅力が漂う家になってほしいとの願いも込めました。



こちらは卓袱台を囲んで、2階での夕食風景。
成長したカツラの木は2階からも眺められ、
なにげなく視界に入ってきます。
このカツラの木、
子どもたちのこころの中にも
思い出として残るといいですが・・・。

『おおきなきがほしい』

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西尾です。
夏休み最初の連休、いかがお過ごしでしたか?
私はというと…ジャングルとなりそうな庭を眺めつつ、板の間でうたた寝などに高じていたりしました。
今回も古い記事からそんな風景を思い出し、転載いたします。
2007年08月13日の記事です。
ぼーっと風に揺れる外の木々を眺めていたら懐かしい本を
おもいだした。

Amazonで検索してみたら、まだ売っていました…
1971年に発売され、それから40年以上たった今でも愛されている絵本です。 懐かしくなって82年に買った時すでに54刷…(現在100刷を超えているようです) ¥780だった本が今は¥1080となりました。
5才~8才向けのこの絵本を、小学校の図書館で何度も読み返したものです。
木の上に家があったらなぁ…
主人公のかおる君と夢を共有していました。

ぶん:さとうさとる/え:むらかみつとむ





絵本を縦にして…ページをめくるごとにかおる君の想像する木の上の家へと どんどん案内され家に入ってゆきます。
佐藤さとるさんの文に村上勉さんのこの絵の構成に引き込まれます。
最近流行のツリーハウスに関する本っていろいろ出ているようですが、今も昔も子供の頃の憧れとして根強いあつい思いが伝わってきます。
作家の佐藤さとるさんは、工業高校の建築科を出ていたとおもいます。(略歴に 「関東学院大学(旧工業専門学校)工学部建築科卒」 とありました。)この具体的な想像の詳細は、その経験が生きているのかもしれません。 なんとなく、親近感。。。(^^

Boulangerie au bon pain SOHA

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こんばんは、ツバキハウス 椿です。
先日、友人の棚橋由佳さんが設計した、
妹さん棚橋美佳さんのパン屋さんのオープニングパーティにお邪魔してきました。
Boulangerie au bon pain SOHA
ブーランジェリー・ソア

深いブルーの壁の店内、トップライトが効いてます。
照明器具がお店の雰囲気とよく合っていました。

お店の外に、ちょっと腰を掛けるベンチがあり、これから集いの場になるだろうなーと思いました。

肝心のパンは・・・・もちろん、とってもおいしいです。
たらふくごちそうになりました。

美佳さんは、由佳さん曰く
「ふだんポワンとした妹なのにパンをつくっている姿は完全に職人さん」
かっこいいです。
販売担当(?)のお母さんと、この日は千葉から真ん中の妹さん、千佳さんファミリーもお手伝いにかけつけ、お店の名前の由来になった姪っこの、そらちゃん、はなちゃんも大活躍でした。
お母さんは娘さんたちの夢をいろいろな面から応援し、娘さんの夢がまたお母さんに活力を与えているかんじがして、みなさん活き活きと働いていました。
7月22日(火)から正式オープンだそうです。
パンとお店を味わいに、是非お出かけください。
Boulangerie au bon pain SOHA
ブーランジェリー・ソア
横浜市磯子区洋光台3−8−31
tel&fax : 045-294-1910
mail : soha@soha.link

昔なつかし物干し台

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こんにちは、西尾です。
先日プレゼン用の資料作りに追われているとき、知りたいことがあって古い自分のブログの記事を久しぶりに見ていたのですが、始めたばかりのころ(2007年5月~)で、アクセスする方も少ないものの、書いたものは 結構思入れの強いものが多かったなぁと…しみじみ読み直してしまいました。(すぐ、横道にそれてしまいます(^^;)
その中から、転載し編集したものをご紹介します。
(文章も今にも増してひどかった。。。)
2007年6月8日の記事です。
私が、まだ小さい頃住んでいた家は 一軒家ではありましたが四畳半と六畳続きで、一畳くらいの台所と便所はあるものの風呂がない…という家でした。…ですがそれでも、庭と縁側があったのです!
庭には、柱が2本立った物干しがありました。 柱の上部に空き缶の笠木がかぶっている、Y字の棒でさお竹を持ち上げる式のヤツです!
夏は、桃の木があったので、よく庭で行水をしたものです、ふぐのように丸かった妹は、あせもがひどかったからです。
(桃の葉を煎じた湯があせもに効くという…)
そういえば、小学生の頃の友達の家には、2階の屋根からトントンと上がってゆく物干し台がありました。
物干しと言う機能だけでなく、子供にとっては展望台のような、ちょっと特別な場所で…遠くの花火を見物できたりして…(大きなビルとかもなかったんですよね。)子供心に、とってもわくわくする場所で友達がうらやましかった、記憶があります。
記憶は不確かですが、60年代を描く映画やドラマには良く出てくるような気がします。まちなかの庭のない町家には、よく見る物干し台でした。
実はこの記事を書くにあたって、「物干し台」あたりのキーワードで検索し、なかなか見つからなかった中でやっと見つけたのが「ミュージアム・大阪くらしの今昔館」を紹介していた記事に載っていた写真。
展示されている模型ですが、まさに”これ”です!なつかしい~。
今も東京なら、本郷とか、根津、谷中といった町の裏道辺りにはありそうな気がします。最近行っていないけれど、変わったでしょうか?
外国人旅行客に人気という話も聞きますね。

:「大阪くらしの今昔館でお正月・初詣を楽しむ」と言うタイトルで陸奥賢氏が書いたコラムのなかの写真。掲載日:2006年12月27日
実はこの物干し台の思い出が、今の我家のデッキを作るにあたってのイメージに繋がっているのです。

その後私の実家は、うち風呂と子供部屋の増築のため、縁側と庭を失いました。それは、子供の成長とともに致し方なかったことでしょう…
それから、40年ほどの月日を経て再び庭と 憧れの物干しと 縁側が 私の元へ戻ってきました。
子供の頃の憧憬は忘れられぬ物なのか?
私の執着心が強いのか?(^^;