江戸からかみ

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先日浅草に、江戸からかみをお施主さんと一緒に選びに行ってきました。
最近、襖といえば戸襖(板戸に襖紙を貼った戸で、いわゆる襖より戸厚が厚い)を採用していたのですが、現在建築中の和室は、将来お茶室としても使うという話があったので、江戸からかみを貼った従来の襖にしようと考えました。

以前勤めていた事務所で京唐紙をよく使っていて、京唐紙を見学に行ったことはあったのですが、江戸からかみは初めて拝見しました。京唐紙との違いをうかがったところ、江戸からかみは関東大震災や東京大空襲で版木が焼けてしまい、復刻して大判化したそうです。

ちなみに江戸時代の版木はこちら、小さいですね。

襖の製作工程も展示されていました。

文様と文様の色、地の紙の色の組み合わせで、選択肢がありすぎて悩ましいですが、江戸からかみの特長である、おおらかな文様の「萩」に決まってひと段落。
こんな文様です。

襖のできあがりが、とても楽しみです。またお知らせしたいと思います。

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