blog

『2つの庭のある小住宅』

コメント

徳田英和設計事務所・徳田です。こんにちは。
先週の「8人のケンチク力展」にたくさんのご来場ありがとうございました。
「8人のケンチク力展」では、実際に販売中の小平市の変形敷地に提案する8人の住宅プランが展示されましたが、今回は私が提案した住宅プラン『2つの庭のある小住宅』を紹介したいと思います。

配置図・1階平面図

2階平面図

断面図

室内パース

模型(南東側)

模型(南西側)
南側は隣家が迫り、北西側は水路が通っている変形敷地において、建物を水路に沿って配置することで、南東と南西に視界の抜ける2つの3角形の庭ができる。その2つの庭と内部空間とのつながりを手がかりにして、プランを考えました。
建物は三間半角(6.37m×6.37m)延べ床面積24坪とコンパクトに抑えることで、居間と食堂の窓が延焼のおそれのある部分からはずれ、大きな窓にすることが可能になります。朝日の入る南東側に食堂、水路沿いの樹木が臨める南西側に居間を配置、南側の台所を含めたワンルームの空間としました。
1階に浴室などの水周りを集中し、さらに食堂は間仕切って寝室にできるよう考慮してありますので、将来的に1階だけで生活することができます。
温熱環境としては、高断熱サッシ、高度な断熱・気密性能、LED高効率エアコンに加え、OMクアトロソーラーを組み合わせた、ゼロエネルギー住宅仕様としています。
1階居間と2階寝室の西側窓には、西日対策としてガラリ戸を設置、また、ベランダの木製フレームには簡単に緑のカーテンや簾が取り付けられるようにしました。
----------------------------------------
いかがでしょうか。
会場に来て意見をくださったり、アンケートを書いていただいた皆さま、ありがとうございました。
徳田英和
hidekazu.tokuda@gmail.com
徳田英和設計事務所
171-0031東京都豊島区目白3-8-6吉村ギャラリー2F
TEL 03-3954-6161 / FAX 03-3565-6079
http://tokuslifegoeson.blogspot.com/
http://ai-labo.info/index.html

『8人のケンチク力』展 無事終了しました!

コメント

西尾です。
9月になりました。夏が終わりました。。。
『8人のケンチク力』展のイベントと共に夏が終わった感じがあります。
内容の濃い数週間でした、来てくださったみなさま本当にありがとうございました。


2回行われた、プレゼンも・・・  :伊藤さん撮影

緊張したけれどなんとかやりとげました。 :伊藤さん撮影

多くの方にいらしていただきました。 :島田さん撮影

Before ちょっと、ひきつった表情?(開催前、ainoha用に撮った写真) :伊藤さん撮影

After やりきった!晴々した表情・・・(最終日に記念撮影) :オートシャッターで撮影

打上げの夜♫

やってよかったと思えた瞬間でした!
みなさんに「あいらぼ」のことを知っていただく良い機会になりました。
この経験を活かして、ますますあいらぼの活動、発信をつづけてゆきたいとおもっています。

山のトイレ事情

コメント

西尾です。 
みなさん、夏休みはいかがお過ごしでしたか?
海や山へお出かけになった方もたくさんおられることでしょう。
そんなこともあり、今日は皆さんのお宅に必ず1つ以上はある・・・山でのトイレのお話です。
普段無意識に我々が使用しているトイレですが…自然環境に囲まれた山では深刻な事情を抱えています。
2009年9月12日の記事 を 編集して投稿します。
※ あ…食事をしながらこの記事を読もうとされている方!
  できれば食後をオススメします(^^;
私がまだ登山を始めた頃の山のトイレ事情は悲惨なものでした。
山小屋にトイレはあるものの 当然トイレットペーパーはなかったし、入る前に呼吸を止めてさっと済ませて出てしまいたいようなトイレばかり、、、
つい、だったら人影のない外でのトイレのほうがどれだけ快適か…と思ってしまうのです。
しかし!私たちが土壌へ流した し尿…それが環境破壊を加速させてしまう…。
わかっているんですけれど、、、
最近は百名山のブームもあってか各地の山のトイレが整備されて来ているなぁと思います。
トイレットペーパーはもちろん常備、お掃除も行き届いています。
国や地方団体からの予算も昔に比べれば多くおりているのかもしれません。
それでもやはり し尿を運びおろす人のことを思うとちょっと後ろめたい思いが、、、
2007年に登った早池峰では「携帯トイレ」を持参してくださいとの呼びかけがされていて、登山口や山頂でも携帯トイレを販売していました。早池峰の環境破壊も深刻で、土壌にしみこんだ し尿で生態系が変わってしまっていると言います。
われわれは、登山口でトイレを済ませ下山までトイレはしないと決め登り始めました。
やはり「携帯トイレを使う…の図」を想像してしまい抵抗があったのです。
登山中、水分補給も控えめに 下山間近にトイレに行きたくなり、下山すると速攻で案内所のトイレに駆け込んだりと やはりあまりいいことではなかったように思います。
屋久島の世界遺産センターのサイトに携帯トイレの使い方が載っていました。
読んでみると、携帯トイレも最近では車の渋滞中の緊急トイレ用としてもHCなどで出回ったりしており、 割と手軽に使えそうで これだったら「安心」を持つと言う意味でも携帯トイレを持参すればよかったなぁとおもったのでした。

そして山などで注目されているのが「バイオトイレ」なるもの。
2008年に登った月山 仏生池小屋で入ったトイレがまさにそれでした。

用を済ませたあと脇にあるスイッチを押すと便器の下にある微生物のいるオガクズが内蔵のスクリューで撹拌され糞尿を分解してくれます。
臭いは全くしません。
トイレットペーパーのみ一緒に捨て、分解することが出来ます。
ペーパーホルダーの上にはトイレットペーパーに含ませて便座を除菌できるクリーナーまで付いていて、至れり尽くせり。

扉に貼ってあった
「バイオトイレ」の説明。
さらに詳しくはこちら
因みにこちらの商品はこれ
正和電工㈱さんの
「バイオラックス」

バイオトイレは大規模な工事が必要だと言います。…ということは建設費用も半端じゃないと言うことで、、、
これだけ整ったトイレの使用料に¥100払うのは当然のことと私は感じたのですが…。
私なりにに考えてみたのですが、
「山には何一つ残して帰らない」ということが登山をする上で一番良いことと思うので 携帯トイレがもっと理解され広がってゆくことがベストだと思います。
ただ月山のように普段登山はしないけれど、信仰 参拝のため訪れる人などが多い山ではなかなかそれはうまく浸透して行かないように思ったのも事実です。
その点でバイオトイレはスグレモノだと思います。
ただ実際にコストや場所によって工事の難易度など制約があるので広がってゆくのにはもう少し時間がかかりそうな気はします。
ここで一句
「持ちましょう、エコで安心、携帯トイレ」
お粗末。

地球のたまご

コメント

徳田英和設計事務所・徳田です。こんにちは。
少し時間が経ってしまいましたが、前回の予告どおり、今回は「地球のたまご」を紹介したいと思います。
「地球のたまご」はOMソーラーの本社社屋として2004年に浜名湖の湖畔に建てられました。
先月10周年記念イベントがあり参加してきました。

2004年竣工時の地球のたまご 撮影/上田明
私は大学卒業後、石田信男設計事務所にて10年間修行しましたが、その間設計を担当させていただいた建築は住宅や店舗がほとんどでしたので、独立する前に規模の大きい建築をひとつ経験したいと考えていたところに、OM研究所で「地球のたまご」の設計を始めるということで設計チームを募っていたので一員に入れていただくことになりました。
当時OM研究所副所長の永田昌民さんを中心に私を含めた数名の設計スタッフと、ランドスケープを担当するプランタゴの田瀬理夫さん、設備を担当する科学応用冷暖研究所の高間三郎さん、そして現地コーディネーターとして浜松の建築家でアトリエ樫の坂田卓也さんにも手伝っていただき、設備や材料の視察、植生の調査などから始めて設計に1年、着工してからは永田さんと私で現場監理をして、途中現場常駐もして工事期間が1年。そして2004年6月に完成しました。
竣工後しばらくは雑誌撮影の立会いやメンテナンスで度々訪れていましたが、最近5年ほどご無沙汰してしまい久しぶりの訪問となりました。
久しぶりに訪れてびっくりしたのは植物の成長です。上の写真のとおり、竣工時は背の高い樹木がほとんどなかったのです。
「地球のたまご」では敷地に植える樹をドングリから育てたり、浜名湖の水際の植生を採取して挿し木などで増やした苗木を植えたのです。その作業は田瀬さんを中心にOMソーラーの社員やわれわれ設計チームも参加して「ドングリプロジェクト」と称して行われました。
当時の現場常駐の様子が旧OM研究所のホームページに残っていますのでこちらもご参照ください。
om instiute web / 技術のひろば (toku’s地球のたまごupdate、ドングリプロジェクトreport)
 
前置きが長くなってしまいましたが、いっぱい写真を撮ってきましたのでご覧ください。

南側(エントランス側)外観
エントランス横に緑のスクリーンが増設された

池の対岸に新しく建てられたモデルハウス「フォルクスSpro」より撮影

どこから撮影しても、樹木が大きく成長して、建築の全貌が見えなくなっている

エントランスの扉は山本幸子さんによる「ガラス細工の簾戸」
ガラスモザイクのパターン作りはOMソーラー社員や私も参加した
「ドングリプロジェクト」のアゼターフがモチーフとなっている
製作過程はこちら

エントランスからコリドールへの階段
蒲鉾型の手すりが手触りよくできて、自分では気に入っている
コリドールのガラス屋根は白い酸化チタンスクリーンで覆われている

増設された緑のスクリーンの室内側から見る
使われているツル製植物は藤

コリドールからカフェテラスへの廊下から

カフェテラスは普段スタッフの食堂として使われているが、
講習会の会場にも使用される
ゆるいヴォールト天井、左手には浜名湖が眺められる

職員用のアプローチ、職員玄関上部屋根は折板を使用した緑化屋根となっている

コリドールから階段を下りて閲覧室へ、
床レベルが地面より低くなっており、真夏でもひんやりとしている

コリドールと事務棟をつなぐアルコーブでは奥村先生と永田さんの追悼の展示がおこなわれた

アルコーブ横には坪庭があるが、ここの植物も大きく成長している

事務棟内部
吹抜空間となっており、オペレーター式の高窓から暖気が抜ける仕組みになっている

コリドールの北端は池に向かってデッキテラスが伸びている
デッキ材には天竜杉赤身30mm厚を無塗装で使用したが、今回10年経って初めて外部木部用の塗装を塗ったとのこと
この仕事は私にとって大変思い出深い青春の1ページというか(笑)、思い出すだけでもいろいろこみ上げてくるものがあって、もちろん面白かったことや辛かったことなどいろいろあったわけですが、こうして大切に使ってもらっているということに本当に感謝いたします。
地球のたまごが10周年ということは、実は私が独立して徳田英和設計事務所を開設して10周年ということでもあり、その節目のイベントに参加させてもらったり、ましてや賞まで頂いて、またこの先10年今まで以上にがんばっていこうという気持ちになるよい機会でした。
OMソーラーの皆さん、ありがとうございました。
徳田英和
hidekazu.tokuda@gmail.com
徳田英和設計事務所
171-0031東京都豊島区目白3-8-6吉村ギャラリー2F
TEL 03-3954-6161 / FAX 03-3565-6079
http://tokuslifegoeson.blogspot.com/

夏ほんばん…

コメント

西尾です。
いよいよ、暑さのピークがやってきました。
緑のカーテンやすだれなどで、夏を上手に乗り切りましょうね。
今回も以前私のブログでアップした記事を、編集して掲載します。
2009年7月26日 の記事です。
今も 梅雨が明けたころやっている、我家の 夏のしつらえ です。
さすがに最近、暑い夜は 寝室の窓を開けたまんま 寝ます。
去年の夏までは 目の前は雑木林だったのでなんの気兼ねもなく開けっ放しで寝て
いたのですが、お隣が建ってからはなんとなく…
見えやしないとは思うのですが…着替えをするとき寝ているとき落ち着かないんですね。
ましてや夜遅かったり、、、朝早かったり、、、生活のリズムも違います、、、
というわけで…すだれをすることとしました。

ストロー状のものよりシックな「黒竹すだれ」¥980、
すだれ巻上器¥98、枠を傷つけたくなかったので
つっぱり棒¥498…しめて¥1600弱でできました。
↓つっぱり棒とすだれを結束バンドでとめました。これなら不要になった秋簡単に取外しが出来ます。
夜や着替えのときは下まで伸ばします。もともとこのすだれの寸法は88×157㎝
あったのですが74㎝の枠内に収めるため剪定ばさみでカットしました。


こちらはデッキ…。

クレマチス モンタナがすっかりデッキの上を横断しています。

先日デッキに載せたヨシズ…直射日光をさえぎってくれるので ほっ としますね。

OMソーラー建築デザイン賞2014

コメント

徳田英和設計事務所・徳田です。こんにちは。

以前こちらのブログで紹介した「河津の家」が、『OMソーラー建築デザイン賞2014』で審査員特別賞である「伊礼智賞」を受賞しました。

河津の家:あいらば 2014-05-04
大賞(1組)、優秀賞(3組)に次ぐ、審査員特別賞(3組)のひとつなので、あまり自慢できるような結果でもないのですが、私にとってははじめての受賞でもあり、ともかくよかったと思います。
これもひとえに建て主様や施工を担当してくださった鳥沢工務店のみなさま、家づくりにかかわった全員のおかげです。ありがとうございました。

審査は浜松アクトシティにて一次審査通過者による公開プレゼンを行い、審査員による公開審査で決まりました。
審査員は、木造ドミノでおなじみの野沢正光さん、i-Worksでおなじみの伊礼智さん、東京大学でエコハウスや温熱環境の研究をされている前 真之准教授の3名です。
評価されたというよりは、期待値を込めていただいた賞ですので、今後よりいっそう頑張っていきたいと思います。
審査の翌日は地球のたまご10周年記念イベントに参加してきました。
たくさん写真も撮ってきましたので、それについては次回ご紹介したいと思います。
徳田英和
hidekazu.tokuda@gmail.com
徳田英和設計事務所
171-0031東京都豊島区目白3-8-6吉村ギャラリー2F
TEL 03-3954-6161 / FAX 03-3565-6079
http://tokuslifegoeson.blogspot.com

ものがたりのある家① カヅノキハウス

コメント

しまだ設計室 島田です。
梅雨が明けて夏本番。
みなさん聞き飽きたでしょうが言わせてください。
「暑いですね~!!」
私は設計した家に、
その家を象徴するような名前を付けさせてもらっています。
建主さんとの対話の中で、
「これはこの家の、そしてこの家族のテーマになるかな・・・。」
と感じたことがらを心にとどめておいて、
そのことがらを手掛かりに、「ものがたり」を紡いでいく感じです。
私が最初に設計した住宅は、
自宅兼事務所のカヅノキハウス。
通りに面した1階に事務所をつくりましたが、
その横に、この家のシンボルツリーとしてカツラの木を植えました。



写真の左端が竣工当時のカツラの木。まだ小さいですね。
カツラの葉は、枯れると甘い香りがします。
カツラの語源は香出(カヅ)から来ているそうで、
この家に「カヅノキハウス」という名前を付けました。



枯れてから甘い香りが漂うカツラの木。
そんなカツラの木のように古くなってからも
さらに魅力が漂う家になってほしいとの願いも込めました。



こちらは卓袱台を囲んで、2階での夕食風景。
成長したカツラの木は2階からも眺められ、
なにげなく視界に入ってきます。
このカツラの木、
子どもたちのこころの中にも
思い出として残るといいですが・・・。

『おおきなきがほしい』

コメント

西尾です。
夏休み最初の連休、いかがお過ごしでしたか?
私はというと…ジャングルとなりそうな庭を眺めつつ、板の間でうたた寝などに高じていたりしました。
今回も古い記事からそんな風景を思い出し、転載いたします。
2007年08月13日の記事です。
ぼーっと風に揺れる外の木々を眺めていたら懐かしい本を
おもいだした。

Amazonで検索してみたら、まだ売っていました…
1971年に発売され、それから40年以上たった今でも愛されている絵本です。 懐かしくなって82年に買った時すでに54刷…(現在100刷を超えているようです) ¥780だった本が今は¥1080となりました。
5才~8才向けのこの絵本を、小学校の図書館で何度も読み返したものです。
木の上に家があったらなぁ…
主人公のかおる君と夢を共有していました。

ぶん:さとうさとる/え:むらかみつとむ





絵本を縦にして…ページをめくるごとにかおる君の想像する木の上の家へと どんどん案内され家に入ってゆきます。
佐藤さとるさんの文に村上勉さんのこの絵の構成に引き込まれます。
最近流行のツリーハウスに関する本っていろいろ出ているようですが、今も昔も子供の頃の憧れとして根強いあつい思いが伝わってきます。
作家の佐藤さとるさんは、工業高校の建築科を出ていたとおもいます。(略歴に 「関東学院大学(旧工業専門学校)工学部建築科卒」 とありました。)この具体的な想像の詳細は、その経験が生きているのかもしれません。 なんとなく、親近感。。。(^^

Boulangerie au bon pain SOHA

コメント2

こんばんは、ツバキハウス 椿です。
先日、友人の棚橋由佳さんが設計した、
妹さん棚橋美佳さんのパン屋さんのオープニングパーティにお邪魔してきました。
Boulangerie au bon pain SOHA
ブーランジェリー・ソア

深いブルーの壁の店内、トップライトが効いてます。
照明器具がお店の雰囲気とよく合っていました。

お店の外に、ちょっと腰を掛けるベンチがあり、これから集いの場になるだろうなーと思いました。

肝心のパンは・・・・もちろん、とってもおいしいです。
たらふくごちそうになりました。

美佳さんは、由佳さん曰く
「ふだんポワンとした妹なのにパンをつくっている姿は完全に職人さん」
かっこいいです。
販売担当(?)のお母さんと、この日は千葉から真ん中の妹さん、千佳さんファミリーもお手伝いにかけつけ、お店の名前の由来になった姪っこの、そらちゃん、はなちゃんも大活躍でした。
お母さんは娘さんたちの夢をいろいろな面から応援し、娘さんの夢がまたお母さんに活力を与えているかんじがして、みなさん活き活きと働いていました。
7月22日(火)から正式オープンだそうです。
パンとお店を味わいに、是非お出かけください。
Boulangerie au bon pain SOHA
ブーランジェリー・ソア
横浜市磯子区洋光台3−8−31
tel&fax : 045-294-1910
mail : soha@soha.link

昔なつかし物干し台

コメント

こんにちは、西尾です。
先日プレゼン用の資料作りに追われているとき、知りたいことがあって古い自分のブログの記事を久しぶりに見ていたのですが、始めたばかりのころ(2007年5月~)で、アクセスする方も少ないものの、書いたものは 結構思入れの強いものが多かったなぁと…しみじみ読み直してしまいました。(すぐ、横道にそれてしまいます(^^;)
その中から、転載し編集したものをご紹介します。
(文章も今にも増してひどかった。。。)
2007年6月8日の記事です。
私が、まだ小さい頃住んでいた家は 一軒家ではありましたが四畳半と六畳続きで、一畳くらいの台所と便所はあるものの風呂がない…という家でした。…ですがそれでも、庭と縁側があったのです!
庭には、柱が2本立った物干しがありました。 柱の上部に空き缶の笠木がかぶっている、Y字の棒でさお竹を持ち上げる式のヤツです!
夏は、桃の木があったので、よく庭で行水をしたものです、ふぐのように丸かった妹は、あせもがひどかったからです。
(桃の葉を煎じた湯があせもに効くという…)
そういえば、小学生の頃の友達の家には、2階の屋根からトントンと上がってゆく物干し台がありました。
物干しと言う機能だけでなく、子供にとっては展望台のような、ちょっと特別な場所で…遠くの花火を見物できたりして…(大きなビルとかもなかったんですよね。)子供心に、とってもわくわくする場所で友達がうらやましかった、記憶があります。
記憶は不確かですが、60年代を描く映画やドラマには良く出てくるような気がします。まちなかの庭のない町家には、よく見る物干し台でした。
実はこの記事を書くにあたって、「物干し台」あたりのキーワードで検索し、なかなか見つからなかった中でやっと見つけたのが「ミュージアム・大阪くらしの今昔館」を紹介していた記事に載っていた写真。
展示されている模型ですが、まさに”これ”です!なつかしい~。
今も東京なら、本郷とか、根津、谷中といった町の裏道辺りにはありそうな気がします。最近行っていないけれど、変わったでしょうか?
外国人旅行客に人気という話も聞きますね。

:「大阪くらしの今昔館でお正月・初詣を楽しむ」と言うタイトルで陸奥賢氏が書いたコラムのなかの写真。掲載日:2006年12月27日
実はこの物干し台の思い出が、今の我家のデッキを作るにあたってのイメージに繋がっているのです。

その後私の実家は、うち風呂と子供部屋の増築のため、縁側と庭を失いました。それは、子供の成長とともに致し方なかったことでしょう…
それから、40年ほどの月日を経て再び庭と 憧れの物干しと 縁側が 私の元へ戻ってきました。
子供の頃の憧憬は忘れられぬ物なのか?
私の執着心が強いのか?(^^;